真备の“开眼”
その真备が“理に适わない”とした最たるものが、大仏だ。圣武天皇の意向に1人反対していた真备が、造立中の大仏を初めて目にし、圧倒されるシーンは后编のハイライトの1つだ。
「あれは真备が初めて『大仏を造るのは理屈じゃないんだ』と“体感”した瞬间だと思います。头ではわかっていたんですよ。でも実际に大仏を见て初めて、どうしても造りたいという圣武天皇たちの気持ちを、本当に理解したんでしょうね。どれだけ真备の気持ちに寄り添って大仏を见上げられるか……。それは仆の中の大きなテーマでした」
「大仏开眼」は、真备が大仏を通して新たな境地に“开眼”する物语でもあるのだ。
「理に适わぬものを信じなかった真备が、最后は自分から大仏に手を合わせる。そこには绝対的なドラマがあって。彼が大仏に何を感じたのかが、このドラマの核だと思います」
いちばん好きなシーンもやはり、后编で真备が大仏と対峙(たいじ)する一场面だという。
「再び唐に行くことになった真备が、夜1人で大仏に会いに行くんです。セリフはないけれど、そこには真备と大仏の无数の会话があっただろうなと。あんなに反対したのに、何かに问いかけたいと思ったとき真备が会いに行くのは大仏だったというのは、切なくもありますね……」
真率な表情の吉冈に、最后、视聴者へのメッセージを頼んだ。するとパッと颜を上げ、「面白いです!」と即答。一転、周囲の空気まで明るくする、彼独特の柔らかな笑颜に戻った。
「顽张ったので见てください、じゃないんです。顽张ったら面白いドラマができたので、これは见たほうがいいですよ、という気持ち(笑)。いろんな见方ができる深い作品ですので、ぜひご覧ください」
