level 1
高等部2年生の夏休み、帯屋町の料理屋でバイトに精を出す拓は、亲友の松野から电话で学校に呼び出される。 松野はその日 、2学期より东京の高校から転入する武藤里伽子に校内を案内したのだという。松野と知り合うきっかけとなった ある事件の回想をする拓...ことの起こりは中等部3年生の时、大学の现役合格率で新设の私立やライバル校に差をつけられた学校侧が、中等部の修学旅行を高等部の2年の修学旅行と1本化すると决めたことであった。 拓たちにとって高等部の合格率と自分达の修学旅行の関系がどうしても纳得できず 担任のサヤマ先生に抗议するため职员室へでかける。その时から、なんとなく不満をもつ生徒の代表になってしまた拓は、その後の全校生徒を集めての讲堂で、 「不満を持つ生徒は挙手するように」 との学校侧の申し出に対しても、半ば义务感から おそるおそる手を上げる。その时、拓よりも先に手を上げたのが、松野だったのだ。学校侧の不満のある生徒は说明するので美术室に放课後来るようにとの连络で、美术室に来たのも やはり、松野と拓だけであった。放课後の美术室には、 「说明会は都合により延期。 修学旅行中止について 意见を书くこと」と黒板には书かれ教卓にアンケート风の纸が置いてあるだけであった。 そこで 松野の书いた文を読み感心する拓。最初から说明するつもりなど学校侧にはなかったことに気付く拓と松野であったが、拓は自分よりもはるかにしっかりした意见を持つ松野と 美术室で过ごせたことで かつてない充実感を味わう。既に二人には、修学旅行のことは、どうでも良くなっていた。再び、里伽子と初めてあった夏休みの学校でのことを回想する拓。 松野は 里伽子を拓に绍介する。拓にとって その时の里伽子の第一印象は ともかく真っ黒い髪の毛の美人の転校生、ただそれだけであった。 彼女の転校の理由について帰り道であれこれ 想像する松野の様子から 拓は 松野が里伽子に一目ぼれをして それを拓に伝えたくて 学校に呼び付けられたらしいことに気付く。松野が里伽子に魅かれてるのを知って、どうせ女なぞ 男の表面しかみんがよ。女になんぞ 松野のよさは解りゃあせん、と 理不尽に腹をたてる拓であった。里伽子は、隣の松野のクラスに编入された。学校での里伽子は体育の授业のテニスではテニス部の子を圧倒的な强さでよせつけず、実力テストでは いきなりトップグループの12番になる。とびきりの美少女だったこともあって、とかく目立つ里伽子は男子生徒の注目株であった。しかしクラスでは浮きっぱなしで クラスでは女友达もできない。そんな里伽子の廊下ですれ违う後ろ姿に 「幸せそうでない」と なぜか拓は感じる。年もあけた 3月、拓たちは 待ちに待ったというより 待たされたハワイの修学旅行にでかける。明日はもう高知へ帰るという日のホテルの自由时间のこと、拓は 突然里伽子に声をかけられる。 所持金を全部落としてしまった里伽子は 拓にお金を贷してほしいというのだ。 松野より 拓がバイトで稼いでいるのも闻いていたらしい。拓の所持金のほとんど全てを贷してほしいという 里伽子の申し出にあきれる拓であったが、里伽子の普段みせないような気さくな表情にも惊く拓。 结局 言われるままにお金を渡す拓であったが、お金を受け取るやいなや お礼を言うでもなく 谁にも言わないように固く口止めして立ち去る里伽子の态度に拓は あきれを通り越して反感を感じるのだった。高等部3年生になって 拓は クラス替えで里伽子と同じクラスになった。 そして里伽子にも友达ができた。小浜裕美という目立たない娘だった。 5月の连休のある日、拓のところに 小浜裕美から突然、高知空港に来てくれ という电话が かかってくる。 大阪にコンサートに里伽子と行くつもりだったが、空港で突然、里伽子に一绪に东京に行ってほしいと言われ困っている、里伽子を止めてほしいというのだ。拓が贷したお金は 実は 母亲に内绪で东京へ行く为の资金だったのだ。
2005年11月19日 13点11分
1
level 1
うそをつかれたことに怒る拓。しかし 空港で体调を崩した里伽子の姿と 东京の父亲にどうしても会いたいという彼女の思いに 拓は 裕美にかわって 里伽子に付き添って东京まで行くことを申し出る。父亲に会って 一绪に东京で暮らしたいと言うつもりだと里伽子は、羽田に向かう机上で拓に话す。 羽田に到着し元気そうに歩く里伽子を追って东京を歩きながら、 また里伽子にやられたと思う拓。でもあのまま 里伽子を一人で东京には行かせることはできなかったとも思うのである。しかし成城の父亲のマンションを访ねた里伽子は そこで父亲がすでに 爱人と一绪に生活していることを知る。マンションに里伽子を残し、父亲に绍介されたホテルに一人で向かう电车の中で すでに东京にも自分の居场所のない 里伽子のことを 拓は心からかわいそうなやつだと思うのだった。ホテルの部屋に入り、一休みした拓は、自宅の母亲に东京に来ていることを手短に电话で连络する。 惊く母亲。 そこへ 里伽子が访ねてくる。入ってくるなり 泣きながら抱きつく里伽子の肩を、戸惑いながらも抱く拓。 ひとしきり 泣いた里伽子は 拓が作ったコークハイを饮みながら、父亲の不満を拓に话しつつ そのまま ベッドで疲れて寝てしまう。 拓はしょうがなく バスルームでその日は寝ることに。翌朝、里伽子は ホテルのロビーに东京に住んでた顷のボーイフレンドの冈田を呼ぶ。しかし冈田はすでに 里伽子の东京时代の女友达と付き合っていた。 见栄をはり 拓を部屋から呼び出し ボーイフレンドだと冈田に绍介する里伽子。 高知では 堂々としている里伽子が つまらないことに 见栄をはるのを见て拓はがっかりして先に部屋に戻る。 しかし 後から部屋にもどった里伽子は拓に 自分のことしかしゃべらない冈田が他人のように思えたこと告げ、今晩は おばさんのところに泊まると部屋を出ていく。 そんな里伽子が 急に大人びて见える拓であった。连休が终わり高知に戻った里伽子は、また何事もなかったかのように 拓を无视し あいかわらず小浜裕美とだけは仲が良かった。夏休み前のある日の昼休み、松野から 里伽子が拓と泊りがけで东京に行ったことが うわさになっていて 里伽子がそのことをかなり気にしていることを 闻かされる。 さらに 里伽子に东京旅行の真相を问いただした松野は、その时、自分の里伽子への思いを 打ち明け 手ひどく里伽子にふられたことを 拓に话す。 里伽子の松野に対する仕打ちに怒った拓は 教室にもどり そのまま里伽子と 口论になり、思わず拓を平手打ちをした里伽子に 自分も平手打ちを返してしまう。里伽子はよろめきながらも、「もういいでしょ」と舍てぜりふを吐いてその场を立ち去る。自分にとっても里伽子にとっても あの东京旅行はいいことなしの结果であったと回想する拓。さらに 高校时代に最後に闻いた里伽子の言叶を思い出す拓...高等部3年の11月、あいかわらずクラスで浮きっぱなし里伽子は、学园祭もみごとにエスケープする。 これに怒ったクラスの女子から 学校へ呼び出された里伽子は つるし上げを食う。しかし 里伽子はあいかわらず、堂々とした态度で 一歩も引かない。 拓は たまたまその场に通りかかるが 物阴から见ているだけであった。女子达が立ち去った後、拓に気付いた里伽子は 自分を助けてくれなかった拓のほほを平手打ちし「ばか、あんたなんて最低よ」と舍てぜりふを残して 泣きながらその场を走り去ってしまう。茫然と立ち尽くす拓。 结局 それが里伽子と高校时代に话した最後の言叶になってしまう。さらに通りかかった松野に、里伽子のつるし上げのことを话す拓。 松野はそれを闻くやいなや 拓をなぐり飞ばす、「おまえ....ばかや」。 それもまた 高校时代に拓がきいた最後の松野の言叶だった。。そして そのまま 卒业し、拓は东京へ、松野は京都の大学へ入学する。里伽子も地元の高知大学へ入ったはずであったのだが....高知空港に着いた拓は、そこで 先に帰省していた松野の予期せぬ出迎えを受ける。クルマの中で久しぶりに 松野との友情を确かめる拓。 クルマから降りた二人は 高知の海をみながら、里伽子のことを话す。 松野は、学园祭のとき 里伽子を助けなかった拓のことを知り、はじめて 拓が里伽子のことを好きなことがわかったと话す。 拓が 松野に远虑して里伽子を助けなかったことがわかって、拓を殴ったと打ち明ける。その夜の 同窓会。 拓と松野は 清水明子から 昼间、里伽子と高知の街であったことを闻かされる。 清水は 里伽子のことは嫌っていたのだが 久しぶりに里伽子とあってすっかり意気投合してしまったのだという。 また 里伽子が 高校の时、松野にすまないことをした、谢りたいと语っていたことも话す。それから 母亲に黙って、东京の女子大も受けて合格し 今东京に住んでいて 今日 东京に帰ったことも 拓に伝える。同窓会の後、松野、小浜、清水、山尾らと夜风を浴びながら ライトアップした高知城を见上げて 里伽子と过ごした高校时代を回想する 拓...夏休みも终わり 再び东京にもどった拓の、また大学生としての生活がはじまった。 そんな9月のある日、拓は 吉祥寺の駅のホームで里伽子に再会する。「ああ やっぱりぼくは すきなんや...」里伽子を目の前にして そう感じる拓であった。
2005年11月19日 13点11分
2
level 1
アニメーション版は小说版と异なり 上京して最初の夏休み、拓が东京のJR中央线の吉祥寺駅のホームで 里伽子に似た女性を见かけるところから始まります。结局彼女はそのまま反対方向の电车に乗ってしまうのですが。 その後、帰省の飞行机の中で拓の回想するかたちで、里伽子との出会い、松野との出会い、5月の里伽子の东京への旅行に成り行きで拓が付き添っていく话、ハワイの修学旅行などの话が语られます。 そして、高知での松野との再开、同窓会で语られる里伽子の东京の大学へ入学した话などの最近の消息をクラスメートから闻く事になります。小说版とは异なり、アニメーション版では拓の帰省前の东京での里伽子との再开の话は无くなり、クラス会も同窓会に替えられて松野の告白に里伽子がひどいことを言って振ったこと谢るエピソードはクラスメートの清水から同窓会で间接的に闻く事に変更されています。东京にもどった 拓は再び吉祥寺駅のホームで里伽子を见かけて再开するシーンで物语は终わります。ストーリーを短い时间に収めるためにかなりの変更をしていますが、里伽子と拓の东京旅行のエピソードなどは、连载时の文章をかなり忠実にアニメーションとして再现しており近藤氏の絵と望月氏の夸张を押さえた演出で「海がきこえる」の世界をみごとにアニメーション化しています。まさに、「拓と里伽子のエピローグ」が ここにはあります。
2005年11月19日 13点11分
3
level 1
アニメーション 「海がきこえる」 の登场人物 --------------------------------------------------------------------------------杜崎 拓(CV:飞田展男)この物语の主人公。 大学の1年生。 四国 高知県の中学高校と一贯教育で有名な某私立进学高校の出身。高等部2年生の时に东京から転校してきた わがままでどこかさびしげな里伽子が 気になってしょうがなかったのだが、亲友の松野が里伽子のことを好きなことから 自分が里伽子に好意を持っていることを素直に认められずに 高校を卒业してしまう。高知を离れ东京に出てきた今、里伽子のことがとても好きだったことを改めて思い知らされている。 里伽子とは 东京の吉祥寺駅のホームで偶然再会することになる。武藤里伽子(CV:坂本洋子)この物语のヒロイン。 高校2年生の时、父亲の不伦がもとで両亲が离婚し 母亲の実家のある高知に移ってきて、拓の高校に転入しする。母亲に対する反感から 高知に决して驯染もうとせず 东京にもどることばかりを考えている。スポーツ万能、成绩もトップクラス しかし学园祭など参加せず クラスメートと驯染まない里伽子は、クラスでも浮いた存在になってしまう。 そんな里伽子のことを 拓の亲友の松野は亲身になって心配する。わがままで自分胜手に见える里伽子に反感を抱きながらも 目一杯つっぱっている里伽子のさびしさを感じた拓は、里伽子にしだいに魅かれていく。高校卒业後、高知の国立大学に受かりながらも 母亲をだまして里伽子は东京の私立女子大に入学してしまう。松野 豊(CV:関 俊彦)拓の亲友。 现在 京都の大学の1年生。中等部3年の时、修学旅行とりやめの学校侧の决定に対して怒った生徒に対する学校侧のなし崩しの対応に、拓と二人で最後まで抗议をおこなった。 それ以来の亲友。 拓にとって 松野は 理想の男でもある。転校してきた里伽子にひとめぼれをし、高等部3年生の时に里伽子に 自分の気持ちを告白するが 手ひどく里伽子に振られてしまう。小浜 裕美(CV:荒木香恵)里伽子の高知时代の唯一の友达。クラスでも目立った存在で 男子生徒の注目株だった里伽子とは対象的な地味で目立たない存在の女の子。 たまたま高校3年生のとき席がとなりあった縁で里伽子と急速に仲良くなった。现在神戸の女子大の1年生。山尾忠志(CV:绿川 光)拓と里伽子のクラスメート。父亲が高知で医院を経営しており 後をつぐために东京の私立の医大に入学している。体型が肥満型の为高知がほこる名力士の名前をとって クラスメートに「アサシオ」と呼ばれる。 密かに小浜裕美に好意を持っている。清水明子(CV:天野由梨)拓と里伽子のクラスメート。典型的なクラス委员タイプの子。クラスの女子のリーダー的な子で 毛嫌いしながらもどうやら里伽子には一目置いていたらしい。同窓会のある日の昼间に里伽子と偶然高知の市内で出会い、话しているうちに意気投合して仲直りする。アニメーション版では 里伽子は结局、同窓会には参加せずにそのまま东京にもどってしまい、「松野に対して高校时代にすまない事をした」という里伽子の気持ちは この清水を通じて同窓会の席で松野に伝えられる。冈田(CV:金丸 淳一)里伽子の高知へ転校する前のボーイフレンド。高等部3年生の时に拓と东京に父亲に会いにやってきた里伽子は、拓と泊まったホテルに冈田を呼び出すのだが 彼はすでに里伽子の亲友だった女の子と付き合っていた。里伽子は、见栄をはるためにホテルの部屋から拓を冈田のいるロビーの喫茶店に呼び出し、自分のボーイフレンドだと绍介する。 拓の目には ジャーニーズ系の軽い男に彼は见える。里伽子の父亲(CV:有本 钦隆)离婚した里伽子の父亲。商社マンで、现在成城のマンションに爱人と住んでいる。里伽子は 父亲に会うために拓と东京旅行を実行し 父亲の居る かつて自分が住んでいたマンションを访ねるのだが 爱人と同居している父亲に愕然とし、东京にも自分の居场所がすでにないことを知るのだった。美香里伽子の父亲の爱人。かつての里伽子の父亲の职场の部下。アニメーションでは里伽子が父亲のマンションを访ねた时に、里伽子と入れ违いにマンションから出て行く姿を拓が见かけるのみ。原作ではしっかりとした仕事を持った女性として描かれ 大学生になった里伽子の下宿を访れたりする。 「海がきこえる2」では、里伽子と里伽子の父亲の间で苦悩することになる。拓の両亲(CV:さとう あい(拓の母))二人とも市役所に努めるごく普通の公务员として描かれている。物语を通じて 父亲の影はなぜかうすい。あつし拓の弟。アニメでは食事のシーンにちらりと颜を出すのみ。川村先生(CV:徳丸 完)拓と里伽子が高等部3年の时の担任。拓が中等部の时の修学旅行とりやめ事件以来、拓とは犬猿の仲らしい。数学の教师。サヤマ先生拓の中等部の时の担任。音楽の教师。アニメでは描かれないが 原作では拓と松野の修学旅行とりやめに対する抗议の件で一定の理解を示す。
2005年11月19日 13点11分
4
level 1
东京に住みついてから1年と4ヵ月近く経った7月下旬のある日、高知よりジメジメした暑さにバテて、ぼくは知らないうちにウトウトして眠りこけてしまっていた。いとしのアパート『メゾン英』に後付けしてもらったエアコンの音だけが部屋にむなしく响く中で「杜崎さーん!邮便ですよー!」の声で目が覚めた。邮便受けには同窓会の通知が入っていて、日时は23日とあるのだが、カレンダーを见るともう5日後だからずいぶんと遅く届いたもんだ。去年の夏やったばかりなのによォ、本当にあの面々は饮み会が好きやなぁと思いながら、ぼくはなぜか里伽子の携帯の番号をダイヤルしていた。「もしもし…里伽子か?」「あ、拓?久しぶりね。同窓会の通知届いてる?」「今さっき届いたばかりだけどよ…どうした?」「あのね、车で行こうと思うんだけど、どっかが壊れちゃったみたいなのよ。今修理に出してる。だから电车とヒコーキでしか行けないのよね。どっちも料金高くてさ…」毎度のことで里伽子らしいなぁと思いながら「ほんなら、ぼくの车があるき。どうせ道も一绪やし、良かったら乗せてってやるよ」ふと気がつくと、自分でもようわからんうちに、ぼくはこんな事を言っていた。すると里伽子は毎度おなじみ(と言うのもヘンだが)の声で「ほんと?ほんとにそうしてくれるの?ありがとう! 拓って本当に気が利くわね。出発するってなったらTelちょうだい。じゃ、またね」それと共に电话は切れた。思えば、里伽子と二人きりで、高知まで帰省なんて初めてのことだ。ぼくは少しばかり胸が高ぶった。でも、「良かったら乗せてってやる」なんて言った自分が、なんだか変に思えた。その夜、松野から电话が来た。松野は昨日のうちにもう高知に着いていたらしく、こんなことを言い出した。「清水から闻いた话なんやけど、アサシオ山尾は小浜に逢うからって、高知に帰ってすぐ、今朝の高速バスで神戸に飞んでったらしいで」あいつもずいぶんやるもんやな…とぼくは感心していたが、あっちで何かイザコザが起こらなければいいがとつい心配になってしまった。「ここだけの话なんだが、里伽子の车が壊れて修理に出してるもんやから、同窓会にはぼくと里伽子が二人で现れるかもしれん。デートと勘违いするんやないぞ」とぼくは松野に向かって念を押すように言った。同窓会の席で二人きりで来たなんてバラされたらどうしようもないもんな。次の日の昼にはもう出発する事にした。不覚なことに9时ぐらいまでグースカ寝ていたので、心の准备が何もできていない。父亲から譲り受けた绀のセフィーロを整备したり様々な准备をしているうちに、部屋のインターホンが鸣り、里伽子がやってきた。里伽子は白い水玉のワンピースという服装で、服のせいもあってかスタイルが映えている気がした。「もう、拓がいつまで経っても电话に出ないから、ここまで来ちゃったじゃないの。准备万端よ」「わリィ…この服のまんまじゃアレだから着替えてくる」里伽子にそう告げてから、ぼくは1ヶ月くらい前に买ったボタンダウンシャツとGパンに着替え、バッグに荷物をゴチャゴチャと诘め込み外へ出た。やがて新宿に出た顷「去年松野くんと中村まで行った时ナビが全然ダメだったじゃない。今度は大丈夫よね?」里伽子にそう言われて、ぼくは改めて自分が方向オンチだった事に(今更ながら)やっと気がついたのだった。一応こんなこともあろうかと地図だけは买っておいたのだが、これではあまりにも情けない。でも、瀬戸大桥が见えるまで道なりに走っていれば着くだろうと思って、ゆっくりと行くことにした。「写真があるわよ。高知の街だわ…」里伽子が、カーステレオの上にある写真を指差した。「ああ。去年の今顷帰った时に急に懐かしくなってよ。学校とか、帯屋町とか、ぼくの家の近くから见える土佐湾なんか」ぼくは写真を见ながら说明したが、里伽子が昔(あたし、高知なんか大っ嫌い。高知弁しゃべる男も大っ嫌い)と言っていたことを思い出した。
2005年11月19日 13点11分
8
level 1
「この街、懐かしいか?」ぼくは一呼吸置くと、10歳の迷子の子どもに话しかけるような猫抚で声で、里伽子にたずねてみた。「うん…ホントは高知に思い出なんて全然无いのよ。学校でも浮きっぱなしで、街にも思い出は无いけど、帯屋町はにぎやかだったし、拓と见たライトアップされた高知城も素敌だったわ」そのまま、懐かしい物を见るような颜で里伽子は続けた。「ほら、昔。学校祭のとき『バカ!あんたなんか最低よ!』って言って、そのままケンカ别れみたいにカッコ悪いことになったじゃない。あの时、ホントは拓に助けて欲しかったんだけど、まだ子どもだったからホントのことが言えなかっただけなのよ。それは…あたしが拓を好きだったからかもしれない。」「そうだったのか…あん时はぼくもまだガキやったき、後ろめたさもあったんだよ。でも今になってそれがやっと分かった。ホントにあの顷は纯情だったよな」ぼくは2年前のあの日を思い出していた。あの时助けていれば、运命は変わったかもしれないのに。でもそしたら今こうやって里伽子といることもできないかもな―运命って、不思议なものだ。「あたしが车壊れたって言ったの、本当はウソだったのよ」この瞬间、ぼくはまた里伽子にハメられたなと思ったけど、もう全然気にならなくなっていた。「ホントはね…ただ拓と二人で过ごしたかっただけよ。今度高知に行く时は、拓と二人で行きたいなって前からずっと思ってた。今こうやって车の中にいると、あのひどい东京旅行の时とはまた违った気持ちになるの」そうか、そういうことだったのか。ぼくはやっと、里伽子がついたウソの本当の理由に気付いた。こうやって里伽子といることができることに、ぼくは幸せというものを感じずにはいられなかった。しばらく运転していると、神戸の街が见えてきた。震灾から复兴した街并みが、夜のネオンに鲜やかに浮かんでいる。神戸港近くでベンチに座っていると远くから声がした。「里伽子ー、こっちこっち」その声は、まぎれも无く小浜佑実だった。すっかり酔いつぶれたアサシオ山尾も一绪だ。「きゃー、なつかしー、久しぶりねー」里伽子はすぐに飞んでいってなにやら话し出した。こうやって见ると高校时代に戻ったような気がして、ぼくは懐かしくなった。だが、そんな気持ちも长くは続かず、一気に现実に引き戻された。「おぉ~い、拓ゥゥゥゥ」ベロベロに酔っ払ったアサシオがぼくに络んできた。このままにしておくとやがては悲惨なことになってしまうので、ぼくはアサシオを後部座席に寝かせてやった。やがて、ぼくが海にほど近い公园のベンチで休もうとすると、里伽子と小浜はいつのまにか神戸の街へと缲り出していた。1时间半ほど経っただろうか。ぼくは小浜やアサシオ山尾を乗せ、夜の高速道路や一般道を高知に向かって走り出した。里伽子や後部座席の二人はすっかり熟睡中で、アサシオなんぞグーグー高いびき。运転の妨げになってしまう。ぼくも睡魔が袭ってきたが、大学にいる时のように俯きがちに睡眠を补给するわけにもいかず(运転中やからな)、BOSSを饮みながら耐えることにした。冈山から瀬戸大桥に向かう顷にはもうすでに朝の4时半。日の出を迎えようとしていた。「ん…あ…拓。ずっと夜通し运転してたの?」目が覚めた里伽子が闻いてきた。「ああ、神戸からずっとや」「お疲れ様。あ、そういえばさっき神戸で买ったクレープとかパンがあるけど、食べる?拓の分もあるの」ぼくは、10时间ほどまえにサービスエリアで遅い夕饭を喰ってから何も口にしていなかったのを思い出した。とにかく本当に腹がへっていたのだ。こうなるとみじめなもので、喰おうとは思わなくても自然に手が伸びてしまう。クレープは原宿で売っているような甘ったるいやつで、中にはクリームやらイチゴやらバナナがごっそり入っている。味はフルーツとクリームが溶け合ってなかなかうまかった。パンも喰ってみたが、神戸のパンはうまいとは闻いていたとおりで、なかなかいい腹ごしらえになった。瀬戸大桥に入ると、ちょうど朝日が升るころだった。どっかのオバサンが「高速バスで通った时朝日に照らされた瀬戸内海を瀬戸大桥から见るのが一番きれいや」と言っていたが、本当にその通りだ。(この景色を、ぼくは里伽子と眺めてみたかったんだ)と、ぼくは思っていた。「绮丽。本当に绮丽ね。生まれて初めてみたわ。こんなの」また寝たと思った里伽子が、口をぽかんと空けて言った。こんなにきれいな景色を今までに见た事など无かったのだろう。この里伽子の颜を、ぼくは1年前の高知城で见た事がある。まるで子供のように无防备な颜だけど、うれしそうにも思えた。高知に着いたころには朝の10时半。同窓会まで、まだ时间があった。暇を持て余すのも何なので、里伽子を去年松野と歩いた港へ连れていった。ちょうど天気も良く、东京や大阪からの金持ち达がヨット游びをしていた。「拓…ありがとう。一绪に居る事ができて楽しかったわ」「そうか…よかったな…ぼくも楽しかったぜよ。」里伽子は、ずっと海に浮かぶヨットを、颜をほころばせながらしばらく眺めていた。不意に、里伽子がぼくの方を向いた。ウインクした瞬间、ぼくの心に何かが伝わったような気がした。里伽子が嫌がらないのをよそに、そのまま里伽子を抱きしめ、キスをした。そのまま、ぼくと里伽子はどれくらい、港にいただろうか―
2005年11月19日 13点11分
9
level 1
介绍没全看,全是恋爱的不喜欢。你是o.na.go??
2005年11月19日 13点11分
13
level 1
我是男地.........你不看看有几个来日本吧的是onago啊
2005年11月19日 13点11分
14
level 9
是什么你们就在贴,看不懂……翻译官在哪呢,快点出来翻译……
2005年11月26日 08点11分
18