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原贴的p站上不去了,有谁能翻墙的可以麻烦把原文发过来么,虽然没学过日语不过还是能明白个大概。谢了
2017年10月01日 17点10分
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dns出问题了,大陆和日本的DNS服务器都没法正常解析,改host吧,药到病除。
2017年10月02日 14点10分
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現実主義勇者の王国改造記
《華燭の章》
第六話『心を貫く(中編)』
第六話 心を貫く(中編)
―――それから数日後・パルナム城下
「おーい、タル~。金床のヤスリがけは終わったぞ。どこに置けばいい?」
「うぅ~、結構重たいですね~」
この日、王都パルナムの職人街にある、王国側がタルのために用意した工房。そんなタルの工房に、クーとレポリナは重量のある金床を二人で持って入ってきた。ついさっきまで工房の外でこの金床の手入れを行っていたのだ。二人の声を聞いて、炉の中の灰を掻いて掃除していたタルは作業の手を止めると、顔に付いた煤すすと汗が混ざったものを拭いながら、自分の近くを指さした。
「……こっちの炉の近くにお願い」
「あいよ」
クーとレポリナは言われた位置に金床をよっこらせっと置いた。三人はいま、タルの工房の大掃除中だった。最近は穿孔機開発のために工房を留守にしていたので、タルはお休みである今日は工房内の掃除と道具の手入れをしようと思っていた。そこにやってきたクーが事情を聞き、レポリナを巻き込んでタルを手伝おうと言い出したのだった。
共和国にいたころから、クーはタルに良いところを見せたくてよく工房の掃除を手伝っていたので、道具の手入れの仕方も慣れたものだった。そんなクーに無理矢理付き合わされることが多かったレポリナも同様である。タルは一日がかりの作業になるだろうと思っていたのだけど、人手が増えたことで日が暮れる前にはすべての作業が終わっていた。
タルは手伝ってくれたお礼にと、淹れてから冷ましておいた紅茶を二人に振る舞った。季節はまだ春前なので寒いが、三人とも汗だくになって作業していたので冷たいお茶が格別にうまく感じられた。
「……今日はありがとう。クー様、レポリナ」
2017年10月03日 13点10分
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カップで口元を隠しながら、タルは照れくさそうに二人にお礼を言った。
「ウッキャッキャ、なーに、いいってことよ。なぁ、レポリナ?」
「ええ。クー様に振り回されるのにはもう慣れましたとも」
まだまだ元気そうなクーに比べて、レポリナは若干疲れたようにウサ耳を萎れさせていた。そんな対照的な二人の様子に苦笑しながら、タルはクーに尋ねた。
「それでクー様、用件をまだ聞いてなかった。今日はどうして私のところに来たの? べつに工房の掃除を手伝いに来たわけじゃないんでしょう?」
「ウキャ? あっ、そうだったそうだった!」
クーはいま思い出したとばかりに、ポンと手を叩いた。あっ、本当に用事があって来たのか……とタルは少しだけ目を丸くしていた。クーの場合、ただの思いつきで遊びに来ただけ、ということも十分に考えられるからだ。というか、以前までのクーだったら間違いなくそっちだっただろう。
しかし、今日のクーは真面目な顔でタルに尋ねた。
「例の穿孔機開発について詳しく聞きたくてな。どうなんだ? 開発具合は」
「……順調。問題が起こってもジーニャ殿とトリル殿が議論を交わせば、すぐに突破口が見つかる。あの二人は本当に頭がいい。私は二人が求めるクオリティの部品を、メルーラ殿が術式を提供するだけでいい」
「だけって……それも言うほど簡単じゃねぇと思うがな」
2017年10月03日 13点10分
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クーは嘆息しながら肩をすくめた。ジーニャとトリルが天才なのは間違いないだろうが、その天才の要求に応えているタルもまた超一級の職人であることは間違いないだろう。クーは満足そうに笑った。
「ウッキャッキャ、ホント、タルさまさまだぜ。タルがいなけりゃうちの国は穿孔機開発に関われなかっただろう。一緒に王国に来てくれて本当に良かった」
「……そう」
タルは素っ気なく答えたけど、その頬はほんのりと赤くなっていた。褒められて満更でもないのだろう。そんなタルの様子をレポリナも和やかな顔で観ていた。するとクーは膝に手を当てて立ち上がりながら、工具入れに入っていた木材用の手回し式穿孔機を手に取った。それをクルクルと回しながらクーは小さく溜息を吐いた。
「となると問題は、うちの国が開発される穿孔機を応用できるかどうかだ。そういう人材がいるかどうかで……未来が変わってくる」
「「 クー様? 」」
いつもと違うクーの様子に、タルとレポリナは不安を覚えた。いつも暢気でお調子者のクーとはまるで別人のようだ。心配そうな二人の前にクーはこの大陸の地図を広げると、ニヤリと獲物を見定めた獣のような目をしながら言った。
「北でフウガと会ってから、オイラはずっと考えていたんだ。これからのこと……トルギス共和国の未来についてな」
「共和国の未来……」
「………」
2017年10月03日 13点10分
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思いがけない真面目な話にタルは驚いていたようだが、東方諸国連合で一緒にフウガを見たときにすでに聞かされていたレポリナは黙って聞いていた。
「北では今後、フウガが率いる『マルムキタン』が台頭してくるだろうぜ。アイツはそれだけの野望とそれを叶えるだけの実力を持った漢おとこ」だ。そして東には兄貴の『フリードニア王国』があり、西には女皇マリアの『グラン・ケイオス帝国』がある。おそらく今後はこの三カ国を中心に大陸は動いていくことになる」
クーは地図を指さしながら言い、そして南のトルギス共和国を指し示した。
「そんな中で、うちの国はどうするか。王国、帝国と医療同盟を結び、穿孔機を共同開発したりと友好的な関係を築いている。だが、それだけじゃあ安心できねぇ。もしフウガの『マルムキタン』が『東方諸国連合』を飲み込み、『ルナリア正教皇国』と『傭兵国家ゼム』の二国と手を結ぶか、あるいは攻め滅ぼすかすれば、その牙は共和国まで届くことになる。王国や帝国にしても、いつまでも安泰とはかぎらねぇしな」
クーはどかりと席に腰を下ろすと、組んだ足の上に肘を突いて唸った。
「そうなったとき、果たしてうちの国は切り抜けられるのか? 冬は雪や氷に閉ざされて外敵を寄せ付けない土地だが、それだけじゃあ勝ち目が薄い。そもそも、その雪や氷が食料生産力を下げていて、うちの国を発展しづらくさせているわけだしな。かといって、北上政策で凍らない土地を確保するのも現実的じゃねぇ。寒冷さと乱気流のせいで空軍を持たないうちらじゃ、奪取した土地を護ることも難しい」
竜や飛竜が嫌がるほど寒く、上空を乱気流が吹き荒れているトルギス共和国は空軍を寄せ付けず、また冬になれば道も雪に閉ざされるので外敵も入って来にくくなる。しかし、それは裏を返せば自前の空軍を用意できず、また冬になったら本国との補給線が寸断されるために、他国へも攻め込みづらいということでもある。
2017年10月03日 13点10分
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共和国の古い世代はいまだに『北上政策』を国是だと思っている者も多いが、そんな無理がある夢からは早く目覚めるべきだとクーは考えていた。
「共和国の今後を考える上で大事なのは『北上政策』に替わる新たな道だ。オイラは今回の穿孔機開発がその突破口になるんじゃねぇかと考えている」
「新たな道、ですか?」
レポリナに聞かれてクーは力強く頷いた。
「うちの連中は手先は器用だ。冬、雪に閉ざされた家の中でチマチマと作っていた装飾品なんかはとても精巧で、そういったものを創り出す技術力はこの大陸一だと言って良いだろう。俺はこれをさらに伸ばしていきたい。穿孔機にタルの職人技で造った部品が欠かせないように、帝国と王国にとっても共和国を欠かせない国にするのさ」
つまるところ、クーが考えていたのは『技術立国』だった。精巧な部品を造る技術は、ときにどんなものよりも強力な外交カードとなる。共和国が製造する部品が王国と帝国にとって欠かせないものにすることができれば、様々な便宜を両国に図ってもらうことが期待できる。また穿孔機が開発されて冬場の道が開かれれば、食料品も多く仕入れることができるようになるだろう。そのための資金調達にも役に立つ。
「技術力の向上は結果的に共和国を豊かにするだろう。そのためには、その技術を生み出すタルみたいな職人を国が保護していく必要があるだろうな。そのためには共和国のヤツらの意識も変えていかなきゃならねぇ」
2017年10月03日 13点10分
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高い技術力を持つ共和国民ではあるが、装飾品などの製作は冬場の手慰み程度にしか考えてないかった。その意識をまず変えなければ技術の向上は期待できない。
「親父にも相談するつもりだが、素晴らしい物を創り上げた職人は褒賞し、粗悪な物を乱造した職人は取り締まって、国民たちの中にさらに良い物を創ろうという意欲を植え付け、育てていく。それが共和国がこのさき進むべき道だ」
拳を握ってそう訴えるクーに、タルも感心したように頷いた。
「良い考えだと思う。技術は宝」
「クー様、ちゃんと立派なことが言えるじゃないですかぁ」
レポリナに至っては涙ぐんですらいた。クーは照れくさそうに笑った。
「オイラだって王国に遊びに来てるわけじゃねぇんだぜ? ちゃんと兄貴の政策を見て、吸収できるところは吸収してるさ。……まあ、だからこそ今後の課題もわかってるんだけどな」
クーは困ったような顔で頭をガシガシと掻いた。
「他国に秀でる技術を育てるために必要なのは応用力だ。うちはそれが足りない」
「えっ、応用力、ですか?」
「ああ。兄貴は玉音放送の宝珠を利用して放送番組なんてものを作った。演説のためにしか使ってなかったものを国民の娯楽に利用するなんて、この世界の誰も考えなかっただろう? そういったあるものを応用していく能力が、このさき絶対に必要になる。穿孔機の回転機構にしても、兄貴はいろいろな使い道を考えているはずだ」
「……そうかもしれない」
タルも思案顔で頷いた。
「ジーニャ殿やトリル殿ならいろんな利用法を考えつくと思う。だけど、私にはそういうのを考え出すことはできない」
「ああ、俺にだって無理だ。だから、兄貴たちほどではないにしても、そういうことを思いつける人材を自前で用意する必要がある。それも大量にだ」
「用意すると言っても、なにかアテはあるんですか?」
レポリナにそう尋ねられると、クーはニヤリと笑った。
2017年10月03日 13点10分
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「いまはいねぇ。だが、時間を掛ければ用意することができるだろう」
「? どういう意味ですか?」
「うちの国で頭の良さそうなヤツや、若くて意欲があるヤツをどんどん王国や帝国に送って学ばせるんだ。オイラが兄貴からいろいろ学んでるみたいにな。そんでそいつらが国に帰ってきて教えれば、共和国にも応用力のあるヤツが増えてくるはずだ」
クーの考えは王国や帝国に留学生を派遣しようというものだった。もちろん、あとでクーの父親で共和国元首のゴウラン・タイセーの許可が必要になるだろうが、クーはなにがなんでも説得しようと思っていた。そんなクーにレポリナは感心したように言った。
「は~……凄いですねクー様。そんなことを考えていたなんて」
褒められたクーは照れくさそうにウキャキャと笑った。
「まっ、未来の国家元首だしな。オイラの時代になって使えるヤツがいねぇってことになっても困る。種族や年齢に関係なく使えるヤツはバンバン登用しねぇといけねぇし」
「……立派だと思う」
タルも素直に感心したようで、クーはますます上機嫌になった。
「ウッキャッキャ、惚れ直したか?」
「……すぐに調子に乗る。どうしてそういう話になるの?」
「そりゃあタルには未来の国家元首夫人になってもらいてぇからな」
「………」
クーにストレートに好意を伝えられ、タルは言葉を失った。口調はいつもどおりの軽い感じだったが、その目は真っ直ぐにタルを見ていた。
「オイラはいつだって本気だぜ? いますぐにってわけにはいかねぇが、共和国に帰ったら間違いなくタルを嫁にもらうつもりだ。タルには共和国の職人の代表格として活躍して欲しいからな。オイラと一緒に歩いてもらいてぇし」
「………」
「ま、答えは急がねえよ。でも、考えといてくれよな」
そう言うとクーは「あらよっと」と立ち上がり、工房から出て行った。取り残されたタルとレポリナは呆然とした様子でクーの出て行った扉を見つめていた。そして、さきに我に返ったレポリナがタルに尋ねた。
「若様、本気っぽいけど……どうするのです?」
「!? どうするって……レポリナはいいの?」
声を掛けられて我に返ったタルはレポリナに聞き返した。
2017年10月03日 13点10分
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「レポリナもクー様のことが好きなんじゃ?」
「たしかにクー様のことをお慕いしています。ですが、クー様は将来の共和国の元首となるべき人です。クー様が嫁にと仰るならともかく、私が自分からお嫁にもらってくださいとは言えません。だから……正直、タルさんのことが羨ましいです」
「レポリナ……」
気遣わしげな顔をするタルに、レポリナはクスリと笑って見せた。
「でも、これはこれで良かったと思います。タルさんとのことをハッキリさせないうちは、クー様もタルさんに義理立てして他の女性に目を向けることもないでしょう。タルさんが受け入れるにせよ、拒否するにせよ、これでようやく私のことも見てくれるようになると思います。自分からお嫁にもらってくださいとは言えませんが、お嫁にもらってもらえるようにアピールすることはできますからね。どんな形であれ、クー様の傍に居られるだけで満足ですから」
「………」
タルがなにも言えないでいると、レポリナも立ち上がって入り口の扉に手を掛けた。
「あとはタルさんがどうしたいかです。私は二番目でも構いませんので、お二人のことを応援します。ですが、もしタルさんがクー様のプロポーズ断るようなら、私は傷心のクー様を慰めて一番目に選んでもらえるように動きます」
「……レポリナは、自分の気持ちを素直に言えるのね」
「私は心の底からクー様について行きたいと思っていますから」
そう言うとレポリナは、その言葉を実践するかのようにクーのあとを追って工房から出て行った。残されたタルは自分の胸に手を当てながら自問した。
(私の……望みは……)
2017年10月03日 13点10分
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現実主義勇者の王国改造記
《華燭の章》
第六話『心を貫く(後編)』
附带一题,这话的标题有改
原本是『三角、二つあったとさ』,后来作者决定变更为『心を貫く』
2017年10月03日 13点10分
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第六話 心を貫く(後編)
それはまだ私が十歳くらいのときのことだ。
トルギス共和国の冬は雪と氷に閉ざされる。幼い頃の私は冬が嫌いだった。戸口を開ければいつも自分の胸の高さにまで雪が積もっていて、外へ出ることを阻んでくる。この時期の大人たちは暖炉の前で俯きながら、装飾品製作など内職をしている。この雪と氷では農作業や船を出しての漁などもできず、他にすることもないからだ。なんだか陰鬱で気が滅入ってくる。
私は鍛冶屋だったお爺ちゃんが鉄を打つのをボーッと眺めていた。この時期の鍛冶屋は農家から預かった農具の修理で大忙しだった。秋の終わりに注文を受けて、農閑期の間に修理して、春になったら返却しなくてはならない。そのためお爺ちゃんは燃えさかる炉の前で、真冬だというのに薄着で大汗を掻いていた。
カンッ、カンッ、カンッ……
鉄を打つ音を聞きながら、炉の中でゆらめく炎を見る。鉄を打つお爺ちゃんは格好良いと思う。だけど、こうも毎日同じ光景ばかりを見ていたらさすがに飽きてしまう。
(……つまらないなぁ)
そんなことを考えながら、この冬何度目かわからない溜息を吐いた、そのときだった。
ブモー!
外から大きな獣の鳴き声が聞こえてきた。この声は……ヌーマスだろうか。ヌーマスは大きくて毛むくじゃらの生き物で、積もった雪にも負けずにズンズンと進むことができ、主に軍用として飼育されていく大型騎獣だ。私が勢いよく戸口を開けると、目の前にそのヌーマスの足があった。見上げるほどの巨体がいきなり眼前に現れたので、私はあんぐりと口を開けてしまった。すると……。
「ウッキャッキャ。オズミ工房ってのはここでいいのか? 振り回してて壊しちまった親父の剣の修理を頼みたいんだけどよー」
頭の上から声がしたので、私は一瞬、ヌーマスが喋ったのかと思った。
「そ……そうだけど……」
2017年10月03日 13点10分
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かろうじてそう答えると、ヌーマスの上から私と同い年くらいの雪猿せつえん族の男の子がひょっこりと顔を覗かせた。どうやら声の主はこの男の子だったようだ。そんな男の子の後ろから、今度は私より少し年上くらいの白兎はくと族の女の子も顔を覗かせた。
「ほら~若様。急にヌーマスで乗り付けるから、女の子をビックリさせちゃってるじゃないですか。しかもこのヌーマスも、お父上が飼育している軍用のものを勝手に持ち出したわけですし、また怒られちゃいますよ?」
「ウッキャッキャ。べつにいいじゃねぇか。この雪で徒歩はしんどいだろ?」
多分、この男の子よりも立場が下である白兎族の女の子が窘めても、雪猿族の男の子はまったく気にした様子がなかった。すると、男の子はヌーマスの上からヒラリと飛び降りた。しかし、身長は私と変わらなかったので、積もっていた雪にズボッと胸まではまっていた。すると男の子は意地にでもなっているのか、「ふんなぁ!」とか気勢を上げながら胸で雪をズンズンとかき分けながら近づいてきた。
そして男の子は私の前に立つとニカッと笑いながら言った。
「オイラはクー。で、上にいるのはレポリナだ。オメーは?」
「……タル」
「タルってのか。よろしくな、タル」
そう言うと、クーと名乗った少年は私の手を取ってブンブンと振った。私が外に出るのを阻んでいた雪を、お構いなしにズンズンとかき分けてやってきた男の子。
―――これが私と、クー様との出会いだった。
◇ ◇ ◇
2017年10月03日 13点10分
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