視聴率下降で早くも暗雲!? NHK大河『真田丸』の勝算は?
THE PAGE 2月6日(土)12時0分配信


大坂冬の陣で采配を振るう三光神社の真田幸村像=大阪市天王寺区玉造本町で
主演・堺雅人、脚本・三谷幸喜氏で1月10日にスタートしたNHK大河ドラマ『真田丸』。戦国時代の名将・真田信繁(幸村)の波乱の人生を描いた作品で、同ドラマの公式ホームページによると、企画意図は「戦国中流家族『真田』の、愛とサバイバルの物語」とのこと。タイトルの“真田丸”は大坂の陣で信繁が築いたといわれる出城「真田丸」と、戦国の荒波に揉まれ続けた真田家を船にたとえたのが由来だという。
先月10日に“船出”した同ドラマは、 初回平均視聴率19.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、女優・井上真央主演の前作『花燃ゆ』の16.7%、人気グループ「V6」岡田准一主演の前々作『軍師官兵衛』の18.9%を超える数字を弾き出し、第二話では20%超えも果たした。
だが、第三話は18.3%、1月31日放送の第四話では17.8%と徐々に視聴率は下がっているのが現状だ。
「半沢直樹」の堺雅人は不振「大河」の“起爆剤”になるか!?
前作の『花燃ゆ』で、平均視聴率“歴代ワーストタイ”を記録するなど、近年は苦戦が続く大河ドラマ。NHKも今作にはかなり力を入れて巻き返しを画策しているようで、その並々ならぬ“決意”はキャスティングにも反映されているとか。
「主演の堺雅人さんは、NHKたっての希望だったようですね。堺さんといえば、近年はTBSさんの『半沢直樹』やフジテレビさんの『リーガルハイ』シリーズなどのドラマで高視聴率を記録した実績があり、世代を超えて人気も高い。また、2008年に放送されたNHK大河ドラマ『篤姫』にも出演。篤姫の夫で13代将軍の家定を演じ、高評価を得ています。“幕末物”では数字が取れないとされていた大河ですが、『篤姫』は“夫婦”や“家族”の“絆”をテーマとして描き、高視聴率をマークしている。不振の大河を復活させる“起爆剤”とNHKも考えているでしょう」(テレビ誌編集者)
キャストは“全世代対応型”の陣形
さらに、主演の堺を支える共演陣もかなり豪華だ。
堺扮する主人公・真田信繁(幸村)の兄・信幸には大泉洋、姉の松には木村佳乃、父親の昌幸には草刈正雄、幼なじみのきりには長澤まさみを配し、そのほかにも黒木華、吉田鋼太郎、吉田羊、遠藤憲一ら演技派として注目されている旬の俳優陣が脇を固めている。
芸能評論家・市川大介氏は語る。
「ひと言でいえば、“全世代対応型キャスティング”。どの世代にも、見てもらおうという意図が感じられます。前回の『花燃ゆ』がイケメン俳優で固め、若い女性視聴者層にアピールしたのに対し、今回は“馴染み感”があり、映画やドラマで誰しも目にしたことがある手練な役者が揃っています。60代以上の人が見ても、20代の若者が見ても、知っている俳優陣が出ていて、安心感、安定感が強い」
「新選組!」のリベンジ!? “三谷ワールド”は視聴者を味方にできるのか?
俳優陣もさることながら、やはり人気のカギとなるのはストーリー展開だろう。
そこは、脚本を手掛ける三谷氏の腕にかかっているわけだが……。
「普通、大河というと、最初に主人公の幼少期を描くとき、子役を使うケースが多いのですが、『真田丸』では、15歳の信繁をそのまま堺が演じるという定石を覆す演出でスタートしています。また、母の薫役の高畑淳子の顔に、息子役の大泉洋がドロを塗りたくるなど笑えるコメディ要素や、歴史好きの三谷氏らしいマニアックなシーンも度々登場し、いまのところ視聴者には好評のようです。ただ、三谷氏は04年放送の『新選組!』で、時代考証を無視した脚本で不評を買った前科がある。厳しい歴史ファンも、“三谷ワールド”に期待するファンも、両方を満足させる脚本にできるのか、今後に注目でしょう」(市川氏)
作品の舞台となっている、真田一族ゆかりの地である長野県・上田市は今作の影響もあり、前年より観光客が増えているとの報道もあるが、果たしてドラマの方は荒波を乗り越えて高視聴率を記録することができるのか!?
来源:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160204-00000003-wordleaf-ent