level 7
天地之道,一阴阳五行而已。坤复之间为太极,而动静之后为阴阳。凡有生类在天地之间者,舍阴阳而何之。故人之声音,皆有阴阳之理,顾人不察耳。今正音之作,初非智营而力索,但因其声音而极其理而已。理既不二,则何得不与天地鬼神同其用也。
天地の道は,一に阴阳五行のみ。坤复の间は太极と为りて,动静の后に阴阳と为る。凡(およ)そ生类有りて天地の间に在る者は,阴阳を舍てて何(いづ)くにか之(ゆ)かん。故に人の声音,皆阴阳の理有れども,顾(た)だ人の察せざるのみ。今正音を之(こ)れ作るは,初めて智营して力索するに非ず,但だ其の声音に因りて其の理を极むるのみ。理の既に二ならざれば,则ち何ぞ天地鬼神と其の用を同じくせざるを得んや。
2014年05月06日 04点05分
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level 7
正音二十八字,各象其形而制之。初声凡十七字。牙音ㄱ,象舌根闭喉之形。舌音ㄴ,象舌附上腭之形。唇音ㅁ,象口形。齿音ㅅ,象齿形。喉音ㅇ,象喉形。ㅋ比ㄱ,声出稍厉,故加画。ㄴ而ㄷ,ㄷ而ㅌ,ㅁ而ㅂ,ㅂ而ㅍ,ㅅ而ㅈ,ㅈ而ㅊ,ㅇ而ㆆ,ㆆ而ㅎ,其因声加画之义皆同,而唯ㆁ为异。半舌音ㄹ,半齿音ㅿ,亦象舌齿之形而异其体,无加画之义焉。
正音は二十八字,各々其の形を象(かたど)りて之を制(つく)る。初声は凡そ十七字なり。牙音ㄱは,舌根喉を闭すの形を象る。舌音ㄴは,舌上腭に附くの形を象る。唇音ㅁは,口形を象る。歯音ㅅは,歯形を象る。喉音ㅇは,喉形を象る。ㅋはㄱに比べ,声の出づること稍々(やや)厉(はげ)し,故に画を加ふ。ㄴにしてㄷ,ㄷにしてㅌ,ㅁにしてㅂ,ㅂにしてㅍ,ㅅにしてㅈ,ㅈにしてㅊ,ㅇにしてㆆ,ㆆにしてㅎ,其の声に因りて画を加ふるの义皆同じかれども,唯だㆁは异と为す。半舌音ㄹ,半歯音ㅿも亦(ま)た舌歯の形を象れども其の体を异にし,画を加ふるの义无し。
2014年05月06日 04点05分
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level 7
夫人之有声本於五行。故合诸四时而不悖,叶之五音而不戻。喉邃而润,水也。声虚而通,如水之虚明而流通也。於时为冬,於音为羽。牙错而长,木也。声似喉而实,如木之生於水而有形也。於时为春,於音为角。舌锐而动,火也。声转而颺,如火之转展而扬扬也。於时为夏,於音为徴。齿刚而断,金也。声屑而滞,如金之屑琐而锻成也。於时为秋,於音为商。唇方而合,土也。声含而广,如土之含蓄万物而广大也。於时为季夏,於音为宫。
夫(そ)れ人の声有るは五行に本づく。故に诸々を四时に合して悖(もと)らず,之を五音に叶ひて戻(もと)らず。喉は邃(ふか)く润ひて,水なり。声は虚にして通じ,水の虚明にして流通するが如きなり。时に於ては冬と为り,音に於ては羽と为る。牙は错(まじ)はりて长く,木なり。声は喉に似て実し,木の水より生じて形有るが如きなり。时に於ては春と为り,音に於ては角と为る。舌は锐くして动き,火なり。声は転じて颺(あ)がり,火の転展として扬扬たるが如きなり。时に於ては夏と为り,音に於ては徴(ち)と为る。歯は刚にして断ち,金なり。声は屑(こまか)くして滞り,金の屑琐(せっさ)にして锻成するが如きなり。时に於ては秋と为り,音に於ては商と为る。唇は方にして合ひ,土なり。声は含みて広く,土の万物を含蓄して広大なるが如きなり。时に於ては季夏と为り,音に於ては宫と为る。
2014年05月06日 04点05分
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level 7
然水乃生物之源,火乃成物之用,故五行之中,水火为大。喉乃出声之门,舌乃辨声之管,故五音之中,喉舌为主也。喉居后而牙次之,北东之位也。舌齿又次之,南西之位也。唇居末,土无定位而寄旺四季之义也。是则初声之中,自有阴阳五行方位之数也。
然(しか)れども水は乃(すなは)ち生物の源,火は乃ち成物の用にして,故に五行の中に,水火大と为す。喉は乃ち出声の门,舌は乃ち弁声の管にして,故に五音の中に,喉舌主と为すなり。喉后に居して牙之(これ)に次するは,北东の位なり。舌歯又た之に次するは,南西の位なり。唇末に居するは,土の定位无くして四季に寄旺するの义なり。是れ则ち初声の中に,自ずから阴阳五行方位の数有るなり。
2014年05月06日 04点05分
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level 7
此下八声,一阖一辟。ㅗ与ㆍ同而口蹙,其形则ㆍ与ㅡ合而成,取天地初交之义也。ㅏ与ㆍ同而口张,其形则ㅣ与ㆍ合而成,取天地之用发於事物待人而成也。ㅜ与ㅡ同而口蹙,其形则ㅡ与ㆍ合而成,亦取天地初交之义也。ㅓ与ㅡ同而口张,其形则ㆍ与ㅣ合而成,亦取天地之用发於事物待人而成也。ㅛ与ㅗ同而起於ㅣ。ㅑ与ㅏ同而起於ㅣ。 ㅠ与ㅜ同而起於ㅣ。ㅕ与ㅓ同而起於ㅣ。
此の下八声は,一阖一辟す。ㅗはㆍと同じかれども口蹙(せま)り,其の形は则ちㆍのㅡと合ひて成り,天地初交の义を取るなり。ㅏはㆍと同じかれども口张り,其の形は则ちㅣのㆍと合ひて成り,天地の用の事物に発し人を待ちて成るを取るなり。ㅜはㅡと同じかれども口蹙り,其の形は则ちㅡのㆍと合ひて成り,亦た天地初交の义を取るなり。ㅓはㅡと同じかれども口张り,其の形は则ちㆍのㅣと合ひて成り,亦た天地の用の事物に発し人を待って成るを取るなり。ㅛはㅗと同じかれどもㅣより起く。ㅑはㅏと同じかれどもㅣより起く。ㅠはㅜと同じかれどもㅣより起く。ㅕはㅓと同じかれどもㅣより起く。
2014年05月06日 04点05分
8
level 7
ㅗㅏㅜㅓ始於天地,为初出也。ㅛㅑㅠㅕ起於ㅣ而兼乎人,为再出也。ㅗㅏㅜㅓ之一其圆者,取其初生之义也。ㅛㅑㅠㅕ之二其圆者,取其再生之义也。ㅗㅏㅛㅑ之圆居上与外者,以其出於天而为阳也。ㅜㅓㅠㅕ之圆居下与内者,以其出於地而为阴也。ㆍ之贯於八声者,犹阳之统阴而周流万物也。ㅛㅑㅠㅕ之皆兼乎人者,以人为万物之灵而能参两仪也。取象於天地人而三才之道备矣。然三才为万物之先,而天又为三才之始,犹ㆍㅡㅣ三字为八声之首,ㆍ又为三字之冠也。
ㅗㅏㅜㅓは天地に始(はじ)まり,初出を为すなり。ㅛㅑㅠㅕはㅣより起きて人を兼ね,再出を为すなり。ㅗㅏㅜㅓの其の円を一とするは,其の初生の义を取るなり。ㅛㅑㅠㅕの其の円を二とするは,其の再生の义を取るなり。ㅗㅏㅛㅑの円の上と外とに居するは,其の天より出づるを以て阳と为すなり。ㅜㅓㅠㅕの円の下と内とに居するは,其の地より出づるを以て阴と为すなり。ㆍの八声に贯くは,犹ほ阳の阴を统べて万物に周流するがごときなり。ㅛㅑㅠㅕの皆人を兼ぬるは,人を以て万物の霊にして能く両仪を参ずると为すなり。象を天地人に取りて三才の道备はれり。然れども三才は万物の先たれども,天は又た三才の始たり,犹ほㆍㅡㅣ三字,八声の首たれども,ㆍ又た三字の冠たるがごときなり。
2014年05月06日 04点05分
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level 7
ㅗ初生於天,天一生水之位也。ㅏ次之,天三生木之位也。ㅜ初生於地,地二生火之位也。ㅓ次之,地四生金之位也。ㅛ再生於天,天七成火之数也。ㅑ次之,天九成金之数也。ㅠ再生於地,地六成水之数也。ㅕ次之,地八成木之数也。水火未离乎气,阴阳交合之初,故阖。木金阴阳之定质,故辟。ㆍ天五生土之位也。ㅡ地十成土之数也。ㅣ独无位数者,盖以人则无极之真,二五之精,妙合而凝,固未可以定位成数论也。是则中声之中,亦自有阴阳五行方位之数也。
ㅗは初めて天より生じ,天一生水の位なり。ㅏは之に次し,天三生木の位なり。ㅜは初めて地より生じ,地二生火の位なり。ㅓは之に次し,地四生金の位なり。ㅛは再び天より生じ,天七成火の数なり。ㅑは之に次し,天九成金の数なり。ㅠは再び地より生じ,地六成水の数なり。ㅕは之に次し,地八成木の数なり。水火は未だ気を离れず,阴阳交合の初なり,故に阖(と)づ。木金は阴阳の定质なり,故に辟(ひら)く。ㆍは天五生土の位なり。ㅡは地十成土の数なり。ㅣの独り位数无きは,盖し人を以ってすれば则ち无极の真,二五の精の妙合して凝じ,固(もと)より未だ定位成数を以て论ずべからざるなり。是れ则ち中声の中にも,亦た自づから阴阳五行方位の数有るなり。
2014年05月06日 04点05分
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level 7
以初声对中声而言之。阴阳,天道也。刚柔,地道也。中声者,一深一浅一阖一辟,是则阴阳分而五行之气具焉,天之用也。初声者或虚或实或颺或滞或重或轻,是则刚柔著而五行之质成焉,地之功也。中声以深浅阖辟唱之於前,初声以五音清浊和之於后,而为初亦为终。亦可见万物初生於地,复归於地也。
初声を以て中声に対して之を言ふ。阴阳は天道なり。刚柔は地道なり。中声は,一に深く一に浅く,一に阖ぢ,一に辟く,是れ则ち阴阳分れて五行の気具(そな)はり,天の用なり。初声は或(あるひ)は虚なり,或は実なり,或は颺(あ)がり,或ひは滞り,或は重く或は軽し,是れ则ち刚柔著(あら)はれて五行の质成り,地の功なり。中声は深浅阖辟を以て之を前に唱へ,初声は五音清浊を以て之を后に和して,初と为り亦た终と为る。亦た万物の初めて地に生まれ,复た地に帰するを见るべきなり。
2014年05月06日 04点05分
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level 7
以初中终合成之字言之,亦有动静互根阴阳交变之义焉。动者,天也。静者,地也。兼乎动静者,人也。盖五行在天则神之运也,在地则质之成也,在人则仁礼信义智神之运也,肝心脾肺肾质之成也。初声有发动之义,天之事也。终声有止定之义,地之事也。中声承初之生,接终之成,人之事也。
初中终之の字を合成するを以て之を言はば,亦た动静互ひに根づきて阴阳交々変わるの义有り。动は天なり。静は地なり。动静を兼ぬるは人なり。盖し五行天に在らば则ち神の运なり,地に在らば则ち质の成なり,人に在らば则ち仁礼信义智は神の运なり,肝心脾肺肾は质の成なり。初声は発动の义有り,天の事なり。终声は止定の义有り,地の事なり。中声初を承けて之(こ)れ生じ,终に接して之れ成り,人の事なり。
2014年05月06日 04点05分
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level 7
盖字韵之要,在於中声,初终合而成音。亦犹天地生成万物,而其财成辅相则必頼乎人也。终声之复用初声者,以其动而阳者乾也,静而阴者亦乾也,乾实分阴阳而无不君宰也。一元之气,周流不穷,四时之运,循环无端,故贞而复元,冬而复春。初声之复为终,终声之复为初,亦此义也。
盖し字韵の要は中声に在り,初终合ひて音を成さん。亦た犹ほ天地の万物を生成して其の财成辅相は则ち必ず人を頼るがごときなり。终声の复た初声を用ゐるは,以て其の动にして阳なるは乾なり,静にして阴なるは亦た乾なり,乾実は阴阳を分てども君宰たらざる无きなり。一元の気は周流して穷らず,四时の运は循环して端无し,故に贞にして复た元,冬にして复た春なり。初声の复た终と为り,终声の复た初と为るも,亦た此の义なり。
2014年05月06日 04点05分
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level 7
吁!正音作而天地万物之理咸备,其神矣哉。是殆天启圣心而假手焉者乎。
ああ!正音作りて天地万物の理咸(みな)备はる,其れ神なるかな。是れ殆ど天圣心を启(ひら)きて手を仮(か)さんや。
2014年05月06日 04点05分
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