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shanshanmars
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蜷川幸雄×藤原竜也 演剧界最强のコンビが、今秋ギリシャ悲剧に挑戦。さらなる伝说をつくり出す！ 藤原にとって初のギリシャ悲剧。実父を杀された敌をとるため、実母杀害を计画するオレステスとエレクトラの姉弟。藤原は、杀人という业に苦悩する青年オレステスを演じる。エレクトラは中岛朋子。神の国、灼热の太阳の国、ギリシャ。かの地の爆発的なまでのエネルギーを全身で演じることを课せられる藤原。折しも、蜷川×藤原が出会ってから10年。この节目にふさわしい作品になるはずだ。 ——はじめてのギリシャ悲剧になりますね。「前からやってみたいと思っていたんです。野村万斎さんの『オイディプス王』(04年)、大竹しのぶさんの『メディア』(05年)などを见て、强いエネルギーを放つ芝居に兴味があったんです。特に、04年に本场アテネで万斎さんの『オイディプス王』を见た时、剧场中が日本人の演じるギリシャ悲剧を受け入れてくれているのを感じて、ああ、仆もやってみたい！と思ったんですよ。」——『オレステス』は亲杀しを企て、悩む役ですが、どう感じていますか？「オレステスは、ハムレットのように感情をストレートに出す役かなと思います。ただ、イギリスの芝居とは表现がまた违うかもしれないという気もします。なにしろ、风土が全然违いますからね。ギリシャは灼热の太阳の国ですから。」——共演者の皆さんも豪华メンバーです。「瑳川哲朗さんや吉田钢太郎さんなど、力强い共演者の方达に恵まれていますので、皆さんに力を贷してもらって、ギリシャ悲剧の世界観に挑みたいですね。プライベートでも仲の良い北村有起哉君が、无二の亲友ピュラデス役なので、楽しみです。中岛朋子さんや香寿たつきさんは初共演ですが、力のある女优さんたちですよね。仮チラシに并ぶ名前を见ていたら、すごそうなメンバーだなって紧张してきちゃいましたよ(笑)。皆さんに刺激をもらうばかりでなく、仆からも与えていけたらと思います。」——蜷川幸雄さんの演出は、约一年ぶりですね。「去年は、『ロミオとジュリエット』『近代能楽集』『天保十二年のシェイクスピア』と一年中、蜷川さんとご一绪でしたが、今年はこれ一本。実は、今年は蜷川さんと出会って10年目なんだそうです。仆としては振り返るのはまだまだ早すぎると思っているんですが、确かに、いろんなことを体験した10年とは言えますよね。オーディションで蜷川さんに出会い、ロンドンでデビューして、昨年はニューヨークデビューもして。でも、ひとつの仕事をやったら、その栄光は続くものではなく、ゼロに戻ってしまうんだってことも、蜷川さんとの仕事から学んできました。仆らは过去にすがるのではなく、走り続けるしかないんですよね。」——ストイックな考え方ですね。「『ライフ・イン・ザ・シアター』のプログラムに作家のデイヴィッド・マメットの言叶が载っているんです。“终演後あるいは千秋楽を终え、俳优に残るのは自身の体と、新闻の切り抜きとパンフレットのみ”だって。本当にその通りだと思ったんですよ。ひとつつけ加えるとしたら、”ボロボロの台本”なんですけど。」——台本は全部取ってあります？「ありますよ。」——见返したりするんですか？「いや、しないです(笑)。部屋の片隅にしまわれていて、时々ふとそれを感じるだけでいいんです。」——新たな台本を手にするのはもうすぐですね。「また新たな闘いが待っています。ご覧になる皆様も覚悟して见に来てください。」文：木俣 冬
2007年02月12日 10点02分
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