【官方Web小说】《.hack//bullet》(不定期更新)
.hack吧
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氺橸V萢萢 楼主
1L CC2 .hack
刚才去官网刷了一下新,就看见这个了!!
直接放原文?找高手翻译吧……
2012年06月15日 12点06分 1
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氺橸V萢萢 楼主
联系3rdSEASON全作品的故事,《.hack》系列最初的Web小说,始动!
《.hack//bullet》
让这个世界被“欲望之鼠”掩埋掉吧
故事简介
二〇二三年、イモータルダスク事件から三年后。
ハッカーチーム『シックザール』を解散し、サイバーコネクト社を辞した曽我部隆二は、
今までの経験をもとにネットワークトラブル・コンサルタントを开业し、
细々と生计を立てていた。
だが、かつての同僚からの依頼をきっかけにして、
『世界』を巡る邪悪な阴谋に巻き込まれていく。
血みどろの戦いの果てに彼が手にした报酬とは?
2012年06月15日 12点06分 2
level 12
氺橸V萢萢 楼主
更新时间:
00 プロローグ
01 呼び出し
2012.06.22 公开予定!
02 リーリエ
2012.06.22 公开予定!
03 シードラゴン
2012.06.28 公开予定!
04 coming soon...
2012.07.06 公开予定!
2012年06月15日 12点06分 3
level 12
氺橸V萢萢 楼主
00 序章
山道の坂を登り切ったところに、その施设はあった。受付にいた白衣の职员に来意を告げると、彼はうさんくさそうな目つきで手渡された绍介状を眺めた后、面会の时间は十分であると告げた。
「十分?」
曽我部はちょっと惊いて闻き直した。
「本来、面会は禁止されているのです。居住者の方に悪い影响を与えることがありますから」
とりつくしまのない返事だった。
悪い影响、と曽我部は心の中で反刍した。まあ确かに自分がどちらかというと良い影响を与える类の人间でないことは自覚している。
「今は昼食后の散歩の时间ですね。中庭に出ていらっしゃるはずです。どちらでお会いになりますか。面会室? それとも直接中庭の方に?」
中庭で会いたいと答えると、职员は曽我部を内部に招き入れた。廊下はしんと静まりかえっていた。
冷え冷えとした空気が漂っていた。
「前もってご连络いただけたらよかったのですが」先を行く职员がかすかにとげのある口调で言った。
「こちらも余裕をもって対応できますからね」
「はあ」
曽我部は暧昧にうなずいた。
しかし曽我部の记忆が正しければ、昨日电话して来访する旨を伝えたはずだった。
连络の行き违いでもあったのだろうか。今の时间帯もその时先方が指定してきたもので、そのために一日数本しかないようなバスを探し出し、远路はるばるやってきたのだ。
「注意事项があります」
と、职员は振り向かずに言った。自信に満ちた身のこなし。己のテリトリー内で上から话すことに惯れ切った者の态度。
「面会时间を必ずお守りください。居住者の方が不安に感じるような话はしないでください。それと、カミソリやナイフなどの刃物类、マッチやライター、火薬类、薬品の持ち込みは禁止されています。よろしいですね」
「誓约书は书かなくていいですか」
「え?」
职员が惊いたように振り向いた。彼は早足で歩き続けていたが、身长一八○センチを超す曽我部が大股で歩くと简単に追いつくことができた。
曽我部は并んで歩きながら思いつくままに喋ってみた。
「施设内のいかなる出来事に巻き込まれても当局がこれに関与しないことを了承する、みたいなの。サスペンス映画とかでよくあるでしょ?
物语の幕开けに紧张感を与える意図でもって挿入された演出とでもいうんですかね。ドキドキしますよね、あれ。子供の顷はああいう书类にサインするのがひそかな梦でした。でもよく考えると、普通にそこらのコンビニの驻车场にも似たような看板があるのに気づいてからはさすがに幻灭しましたよ。青い鸟が近くにいることに気づいても、人は幸せにならないものです」
うんうんとうなずいた。
「むしろ、幸せそのものに疑问を抱く」
しばらく间があった。
「サインは必要ありません」
职员が気を取り直したらしい様子で答えた。
「ここにいらっしゃるのは、みな安定した方たちばかりですから。先ほど申したのは、単に规则でそうなっているというだけで……」
「あっ」
曽我部は短く叫んで相手の说明をさえぎった。
「しまったなー。私、饴を持ってるんですが。これ、大丈夫ですか」
ポケットを探って柄付きのキャンディを一つ取り出すと、相手によく见えるように彼の颜の高さに上げ、プラスチックの柄を指で示した。
「ほら、ここのところ。このへん、とがってて刺さるかも。危ないんじゃないですか?」
「それは」
职员は立ち止まり、何かを言おうとしてぐっと言叶を饮み込み、押し杀した低い声で言った。

2012年06月15日 13点06分 4
level 12
氺橸V萢萢 楼主

「さきほどもいいましたが、物忘れがひどくなってるんです。それに……私の仕事については、お话しできませんよ」
ネットという単语を闻いて警戒心を持ったようだった。天城丈太郎のような职业に就いていた者なら当然の反応だ。
「そんな大したことではないんです」
曽我部は何気なさを装って言った。
「ガイスト、という名前に覚えがありますか」
「それは、ええと。霊という意味ですか?」
とまどったような口调。
「确か、哲学用语か何かだったと思いますが。あ、名前とおっしゃいましたね。……ヨーロッパの风景画家に、そんな名前の人がいたと闻いたことがあるような気がします」
记忆をさぐるようにゆっくりと喋ると、天城は曽我部を见た。
「それ以外は、特に」
曽我部は天城の目を见ていた。彼の表情には何の动きもなかった。天気の话をしたときと同じ。「いい天気ですね」「そうですね」……自分の本质に関わらない事柄を话す者の颜。
「そうですか……。いや、どうも」
その时、施设の方から木琴で叩いたようなチャイムのスピーカー音が流れてきた。
天城はそちらを振り向いてつぶやいた。
「昼休みが终わりました。中に戻らなくては……」
曽我部は立ち上がった。
「お手数をおかけしました。お会いできてうれしかったです」
「今の答えでいいのですか? その……よくわからないのですが」
天城も杖をついて立ち上がりながら言った。
「もちろん。大変参考になりました。ああ、本をお忘れですよ」
曽我部はベンチの本を取って天城に渡した。タイトルに唯识という二文字が含まれているのを见てとった。
「难しそうな本ですね。仏教ですか」
「ええ。职场の同僚に借りたんです。ずっと以前に借りっぱなしになってました。せっかくの机会だから、今のうちに読んでおこうと思うのですが、なかなか読めない」
天城は本の表纸をなでながら苦笑を浮かべ、独り言のようにつぶやいた。
「……ここに来る直前に、そいつと仕事のことで大喧哗してしまいましてね。すごく怒らせてしまった」
曽我部は黙っていた。
「まだ怒ってるみたいです。见舞いにも来てくれませんから……」
不意に风が吹いて木立を鸣らした。それまでのすがすがしさが一転して急に肌寒くなった。
天城は身を震わせた。
「寒い。风が出てきました」
「ああ、どうぞ中へ。私はもう少し、ここの空気を楽しんでいきます」
天城は軽く会釈すると、杖をつきながら施设へ帰っていった。左足をぎこちなく引きずっていた。
曽我部は天城の后ろ姿が见えなくなるのを待ってから、ポケットから携帯端末を取り出し、パネルを指でなでてメモ机能を呼び出した。待机画面が一瞬表示され、现在时刻が映し出された。
二〇二三年五月月十九日、午后一时ニ分。
今日面会をするにあたって、曽我部は天城の従妹であり、ほとんど唯一の血縁者である天城彩花(あまぎさいか)に连络をとった。そのときに说明された症状を自分の目で确认したことになる。记忆障害。电脳空间に『生身』のまま入り込んだ后、现実世界へ复帰する际に天城丈太郎が支払った代偿。
彼の记忆は二〇一五年以前でとまってしまっている。今も自分の仕事场が浦安冲のメガフロートにあると思っている。会社に重大な损失を与え、现所在地の东京お台场に移転するきっかけ……火灾事故を自分が引き起こしたとは梦にも思っていない。彼にとってそれは未来のことなのだ。
喧哗したという同僚はおそらく番匠屋淳(ばんしょうやじゅん)のことだろう。天城丈太郎とともにサイバーコネクト社の极秘プロジェクトに携わった、もう一人のチームリーダー。彼が故人となってすでに久しい。 曽我部はテキストを入力しながら深く叹息した。 天城は番匠屋に借りた本を読みながら、彼が会いに来てくれる日を待ち続けるだろう。
仲违いの解消を望みながら、いつまでもこの施设で本を読み続けるだろう。だが、天城が本を読了する日は决してこない。彼の记忆は二〇一五年以前にリセットされ続ける。
天城の症状は、あるいはあの世界の女神が彼に恵んだ慈悲なのかも知れない。そうではないのかも知れない。わからないことが多すぎる。この件に関しては谁もかれもがダメージを负いすぎている。
携帯端末の电源を切って懐にしまった后、曽我部はふと自分が天城に何かを伝えるべきだったのではないかと思った。
せめて、彼のもとを访れた理由だけでも。
だが、なんと说明すればいいのか――
天城丈太郎が后にしたあの『世界(ザ・ワールド)』で、彼の『幽霊(ガイスト)』がいまだに彷徨し続けている、ということを。
————————————————————————TBC in 6.22
2012年06月15日 13点06分 6
level 12
氺橸V萢萢 楼主
以上,如果有谁要翻译的话直接在这里翻译吧。。。。。
啊啊啊没玩Link不知道中间发生了什么啊~~~~
2012年06月15日 13点06分 7
level 12
翻译小说大工程呢。。。说起来这里.hack还没补完。。。
2012年06月15日 13点06分 8
这里?你是指…………Link?
2012年06月15日 13点06分
@氺橸V萢萢 这里 是人称代词,同 我 。。。。Orz
2012年06月15日 13点06分
@ヴェントゥス 噗,氺橸懂了。氺橸也没补完= =还差各小说、各漫画、四部曲(看过另一个诞生算不算过了一遍= =?)、TV动画《.hack//黄昏腕轮之传说》。。。。
2012年06月15日 13点06分
@氺橸V萢萢 这里只看过动画(sign除外)和玩过G.U. 思君之声还坑着。。。。Orz
2012年06月15日 13点06分
level 9
新坑嘛?工作的人表示现在没精力跳坑了
2012年06月15日 13点06分 9
level 12
这个暑假可以翻译玩着看,浏览了一下貌似没有太深奥的语法。。。。
2012年06月15日 13点06分 10
**一下~~0w0
2012年06月15日 23点06分
@CZEROX 这不是沧桑么!?(⊙o⊙)。。。什么东西被和谐了。。。
2012年06月16日 02点06分
@ヴェントゥス 不是啥重要的东西0 0
2012年06月16日 04点06分
话说翻译的话还是另开帖好了=-=,写明【翻译】就ok……
2012年06月17日 07点06分
level 1
求更新。。。AIKA
2012年06月16日 12点06分 11
3楼有更新时间
2012年06月16日 13点06分
@ヴェントゥス 了解。紧接lnk其后,必须追。
2012年06月17日 00点06分
level 13
一年两千年和二十三个事件不朽的黄昏,三年后。 隆二sogabe黑客解散的球队。“Shikkuzaru”,并从公司的网络连接,辞职, 开业顾问,到现在的经验基础上的网络问题, 作出了许多薄和原材料的总额。 然而,它导致了从以前的同事的请求, 在“世界”的阴谋的邪恶去参与。 和他用手去战斗结束的奖励是血腥的吗?
2012年06月17日 21点06分 12
level 13
以上,谷歌翻译
2012年06月17日 21点06分 13
level 15
喂喂别在线翻啊
2012年06月17日 23点06分 14
level 15
等等。。.hack//弹幕 是什么情况[冷]
2012年06月18日 04点06分 15
噗,这是子弹吧= =
2012年06月18日 06点06分
应该是暗指这小说是贯穿3rdSEASON的线索吧。
2012年06月18日 06点06分
回复@氺橸V萢萢 :某东方Project习惯了[乖]
2012年06月18日 09点06分
回复@氺橸V萢萢 :虽然我看不懂但是看到好多彩花她哥
2012年06月18日 09点06分
level 12
谷歌的翻译真是强大。。。
2012年06月18日 09点06分 16
level 7
曽我部隆二,就是LINK里的フリューゲル啊…………
看最后写的意思,虽然天城丈太郎被救出了,但ガイスト还存在于THE WORLD里?
2012年06月19日 03点06分 17
level 12
氺橸V萢萢 楼主
【更新啦更新啦!!!!】
01 呼び出し
彼は小高い砂浜に立って海の彼方を眺めている。
波の音。
潮の匂い。
朝まだきの冷たい空気にはかなげな阳の光が溶け込んでいる。
昙天の空。
傍らには女が伫んでいる。
彼よりも若い。
二十歳をいくつも越えていまい。
波の向こうで鸟が二声ほど鸣く。
「あ。コマドリ」
女はつぶやく。そして海を见たまま彼にささやく。
「ねぇ、知ってる?
 渡り鸟の中には、旅の途中で立ち寄った场所にずっと居残り続ける个体がいるんだって」
ドイツ语。南部讹り。繊细そうな横颜を倾けると、ウェーブのかかった亜麻色の髪がかすかに揺れる。
海が远くでさざめいている。
「怪我して飞び立てなくなるとか、病気にかかったとか、そういう理由じゃなくて、健康な个体なのよ。でも、残るの」
女の足元の砂がさくりと音を立てる。见れば彼女は素足だ。上品な白のセーターの上にオーバーコートをはおっているが、履いている绀のスカートは膝までしかない。陶器のようなふくらはぎがまぶしい。
「どうしてだと思う?」
そこで女は彼の方に颜を向ける。苍みがかった瞳。
おや、と彼は思う。この女とのこの会话。以前にも経験した覚えがあるように思う。ああ、そうだ。この后で彼女は髪をかき上げて笑うはずだ。
そう考えた途端、はたして、彼女は右手で髪をかき上げて思虑深げに笑う。その軽やかな声を闻いて、彼は何かを言いたくなる。彼女に伝えたいことがあったのだと思う。
だが、彼の口からは言叶が出てこない。思い出せない。奇妙な焦りが募り始める。何かがおかしい。不吉な気配を感じる。不穏な违和感。
ふと気付くと、女の姿が渗んだようになっている。女だけではない。砂と海と阳の光と、あらゆるものがぼやけ、歪み、不透明な软体と化していく。过剰なまでの现実感がそこかしこに満ちあふれていく。
彼は自分が目に见えない理不尽な力でこの场から引きはがされつつあるのを感じた。とっさにこの场にしがみつこうとした。彼はもっと女と一绪にいたかった。彼女と向かい合わなくてはならない、と感じていた。无駄な抵抗だった。 曽我部は梦から覚醒した。
灰色の天井を见上げたまま、しばらくぼんやりしていた。梦を见ていたような気がするが、それはすでに脳内で细かく裁断され処理され、记忆のかなたに消し飞んでしまっている。
やがて意识がはっきりしてきて、电话の呼び出し音が鸣っているのに気付いた。
曽我部はソファから身を起こすと、スリッパをつっかけて立ち上がり、事务机まで歩いていって携帯端末を取り上げた。首筋が钝い疲労でうずいた。
「はい。お电话あり……」
しわがれた声が出た。送话口を离して咳払いした。
「お电话ありがとうございます。曽我部相谈事务所です」
「淀川だ」
电话の向こうで相手が言った。
「ああ、淀川さん。どうかしましたか」
今、曽我部が取り组んでいる仕事の依頼人だ。
「话しておきたいたいことがある」
と、淀川はやや早口で言った。せっぱ诘まっているような口调だった。
「电话では言えないことだ。会ってくれないか」
「これからですか?」
壁の时计を见た。针は午后三时を回っている。
「ああ。すぐにでも」
「あー。いや。実は予定が入っておりまして。六时からなら大丈夫だと思うのですが」
「もっと早く」
「では、五时」
「五时……」
考えるような间があった。
「わかった。五时で頼む。场所は、前回会った『シードラゴン』で」
かかってきた时と同様、性急に电话は切れた。
曽我部は携帯端末をソファに放り投げると、事务所の奥にあるついたての阴に向かった。そこは流しが设置してあって、简素な调理ができるようになっている。喉が渇いていた。
蛇口をひねって水を両手で受けると、そのままごくごくと饮んだ。うまかった。东京の水が不评だったのは一昔前の话だ。水分が体に充実していく快感を満吃すると、うがいをして、颜を洗って、タオルでごしごし拭き、少しだけましな気分になった。
事务机に戻って椅子を引き寄せ、座り込んだ。二日酔いではない。それほどの量は饮んでいない。しかし二日酔いであろうとそうでなかろうと、全身を覆う铅の倦怠感に変わりはない。おかしな时间にソファで眠り込んでしまった。つかの间の独り身気分を楽しみ过ぎたようだった。
室内を见回した。二部屋続きの事务所。黒いリノウム张りの床。灰色の壁。それなりに高価な応接セット。事务机の上には昨夜の晩酌の名残が散らばっている。
曽我部は眼镜をかけると、もう一度时计を见た。三时十五分。少し急がなければならない。
手早く着替えながら、淀川の电话のことを考えた。
依頼人の淀川清辉(よどがわきよてる)はサイバーコネクト・ジャパン社の重役……正确にいえば、専务取缔役の一人だ。来年二〇二四年以降に発売予定の新作ゲームのプロデューサーも务めている。
つい先日、彼の依頼に関する最新の报告书を提出したばかりだった。それについて何か问题でもあったのか。あるいは。
曽我部は着たばかりのスーツのポケットを探って饴を取り出すと、包み纸をはいで口にくわえた。オレンジ味だった。
外に出て、事务所のドアに键をかけようとして、何とはなしに今朝の梦のことを思い浮かべた。だがその中身までは思い出せない。
键を回すと、がちゃりと重々しい音がした。
思い出せないのなら大したことではないのだろう。

2012年06月23日 01点06分 19
level 12
氺橸V萢萢 楼主
呃这一次没分多一段啊……
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02 リーリエ
二十分ほど车を走らせると駅に到着した。自宅のマンションからよりも、仕事场である事务所からの方がむしろ駅に近い。驻车场に停めるためにロータリーを回っていると、駅の入り口から中学生の一団がわらわらと出てきた。ちょうどいいタイミングのようだった。
中学生らはみな学生服、セーラー服姿であり、それぞれ旅行用のザックやボストンバッグを抱えている。亲から借りたのか、海外旅行で使うようなキャスター付きの巨大なスーツケースを引きずっている强者もいる。ああいうものを使いたい年顷なのだろう。
黒い头の少年少女たちに交じって一人、金髪の女の子がいる。彼女は黄のボストンバックをランドセルのように背负い、両手には二つずつ纸袋を下げている。右手には棒のようなものを持っていて、よく见るとそれは赤樫の木刀だ。
曽我部は驻车场に入るのをやめて、手前の道路端に停车した。
车の中から眺めていると、彼女はクラスメイトらに手を振って别れを告げ、折りたたみの携帯电话を取り出して、番号を押し始めた。
曽我部は自分の携帯端末を持って待った。 やがて呼び出し音が鸣り响き、曽我部はすばやく指で画面をなでた。
「あ、リュージ? リーリエだよ。今駅に着いたところ」 リーリエの声が闻こえてきた。
「迎えに来て。西口で待ってるから」
「もう来てるよ。かっこいーい木刀持ってるじゃないの」
と、言うのとほとんど同时に、リーリエが曽我部の车に気づいて足を弾ませた。
车を寄せてドアを开けてやると、彼女は助手席に滑り込んできた。
「ただいま!」
「おかえり」
后部座席に身を乗り出してどさどさと荷物を置くと、体をよじってシートに座り直した。
「すごかったよ! 鹿がたくさんいたよ!」
中学一年の修学旅行。三泊四日で奈良と京都を回るという一大イベントに兴奋の余热いまだ冷めやらずといったところだ。
リーリエがシートベルトをつけるのを待って、曽我部は车を発进させた。その间も彼女は喋り続けている。身振り手振りに合わせて、长くカールした髪の毛がふわふわと动いている。
「それでね、阳が当たったら金色に光って、きれいだったの」
「金阁寺か?」
「违う、鹿だよ」
土产话を闻きながら、曽我部の运転する车はやがて自宅マンションに通じる道路へと入っていった。
「……でね。すごく大きくて、神々しくて、神秘的な雰囲気だったの」
「奈良の大仏?」
「违う、鹿だってば。もー、ちゃんと闻いてよ」
「偏り过ぎだろう」
曽我部はさすがに少しあきれて言った。
「鹿と土产屋だけしか见てないんじゃないのか」
リーリエは后部座席を振り返って纸袋を一つ取った。
「みんなの分を买ってきたら、こんなにたくさんになっちゃったの。ノム君のでしょ、ネネちゃんのでしょ、それにトキオでしょ……」
中身をあさりながら、リーリエは知り合いの名前をつぶやき始めた。
「ちなみに、その木刀は谁の?」
「これは、あたしの」
「ああ、そう……」
「リュージのお土产もちゃんとあるよ。ほら、京のしば渍け。试食したけど、おいしかったよ。晩御饭で食べよ」
「すまないが、仕事が入ってね」
曽我部は何気ない口调でやんわりと言った。
「帰りは遅くなるかも知れない。先に済ませといてくれ」
「え。そーなの? 一绪に食べようと思ったのに……」
曽我部の言叶に、リーリエはおかしなほどしょげかえった。
マンション手前の道路で车を停めると、リーリエは后部座席に身を乗り出して荷物を手にまとめた。
「一人で持っていけるか?」
「ん。大丈夫」
リーリエは华奢な见かけよりも意外に力がある。
曽我部は木刀を渡してやりながら言った。
「今日は早めに寝ろよ。それから、冷蔵库にあるプリンはお前が食べていいからな」
リーリエは动きを止めて曽我部を见た。
「プリン? 先周のやつ?」
苍い瞳がきらりと锐くなった。
「あれ、赏味期限切れてるから片付けといてって言ったでしょ」
「そうだっけ」
「やっぱり全然闻いてないんだから。……洗濯物は?」
「え?」
「洗濯はちゃんとしてた?」
「そりゃ当たり前だろ……」
「ほんと? 事务所の方に溜めてない?」
リーリエは人の目をまっすぐのぞきこむ癖がある。曽我部は饴をくわえ直すふりをして目をそらした。
「どうだったかな。あー。ちょっとはあるかも」
「帰ってくるときに持ってきてね。明日の朝、まとめて洗うから」
「はい」
と、曽我部は言った。
「それから、ゴミ袋も买ってきて」
「ゴミ袋は确か……」
「ストックがあるのは不燃物用。可燃物の奴が切れてるから买っておいてって言ったけど、忘れてたでしょ」
「そうだね。思い出させてくれてありがとう」
「どういたしまして」
と、リーリエは言った。
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【TBC。下次官网更新时间为6/28.此贴更新时间大概为6/30。】
2012年06月23日 01点06分 20
level 7
哦哦,本话是チェロ登场吗…………
2012年06月27日 06点06分 21
1 2 尾页