level 10
瑛太、热烈オファーで射止めた“爆弾魔”役に手応え「原点回帰を求められた」
俳优・瑛太が出演を“热望”した豊田利晃监 督の映画『モンスターズクラブ』(4月21日公开)。全米を震撼させた爆弾魔ユナボマーを基にした物语で、瑛太は山小屋にこもって世界への“メッセージ”を発信するために爆弾を送り続ける孤独な主人公を演じる。豊田监督の『青い春』(2001年)でスクリーンデビューし、今回4度目のタッグで初主演をつかんだ瑛太。豊田作品の根底にある“怒りの魅力”、そして手応えを二人がORICON STYLEに语った。
今やドラマにCM、映画と引っ张りだこの瑛太が、出演を直谈判した今作。もともとは别の役者の名前も挙がっていたが、话を闻きつけた瑛太が「どんな役でもいいから、とにかく出たい」とラブコール、豊田监督もそれを受け止めた。甘いラブストリーもなければ、派手なアクションもなく、天才的な头脳を持ちながらも山小屋にこもって18年もの间、全米を恐怖に陥れた爆弾魔の実话に基づき、孤独と失望を见つめ、「生きる」意味を问う冲撃作といえる。
映画デビューから丸10年を経て、主演として瑛太を迎えた豊田监督は「光るものはありましたよ」と当时を振り返る。「世间が持つ瑛太のイメージは明るい好青年。でも仆が知ってる瑛太はストイックで暗い。その内向的な面を见せたかった」という。完成作品を観て「彼で良かったと思うし、お客さんへの“いい裏切り”も生まれた気がします」と、その成长ぶりに喜びをかみしめているように见える。
この10年で変化はあった。瑛太に対し、豊田监督は「名前は“EITA→瑛太”に変わりましたね」と笑いつつ、「変わらないところは『常に変わろう』としているところ。変化を求めている」と真剣な表情を一瞬见せる。変わった点は「ウーロンハイを浓い目で頼むとき、変わったなって。ワハハッ」。まるで身内のことを闻かれて照れてしまう、父亲のような口ぶりだ。
隣で闻いていた瑛太も「ひどいですね~」と头をかいて苦笑い。豊田监督の変わらないところを「何かに怒っているところ。监督が自分自身に向けているのか、社会なのかわからないけど、何かに怒っている」と分析し、豊田作品について「映画全体を観终わった后、どこかに灰汁(あく)が残る感じ」。続けて「作品で全てを语ることはなくて、だから観た侧の心に引っかかるものがあって、その先を想像させられる…どの作品もそれを强く感じます」と爱情を込める。
一人の男が抱えた重厚な孤独と混沌を描いた同作について「自身の心の中にある何だかよく分からないものを、そのままにさせてはくれない。明确に见つめるべきなんじゃないか?という问いかけもあった」と瑛太。「今までとは违った视点で自分を见つめるという“原点回帰”を求められる作品でした」と手応えも确かに、普段は多くを语らない瑛太が、监督の隣では珍しく饶舌だった。
瑛太のことは少し茶化しながらも、瑛太が话し始めると静かにほほ笑みながら颔く豊田监督。「この先も瑛太は仕事仲间です。役者と饮んだりはするけど、一线は越えられない。现场で向き合うんだから、紧张感がなくなるとダメになる。役者とは本当の友达にはなれないし、そうなる时はきっと监督を辞めた时かな」と言い切るが、そこには一人の监督が一人の役者の成长を见守り、尊敬し続け、また役者も心から监督を敬爱する姿があった。
主人公・垣内良一(瑛太)の兄役に洼冢洋介、弟役にはRIZEのベーシスト・KenKenが映画初出演。そして良一の心の“何か”をあらわすのは、芸术家として海外からも高い评価を得て、ドキュメンタリー映画も公开されたピュ~ぴるが、作品をより深いものにしている。映画『モンスターズクラブ』は4月21日より东京・渋谷ユーロスペース他で公开。
2012年04月18日 07点04分











