シャンデリヤ K’×K9999(9000ヒットキリリク)
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ステージ上には色とりどりの光が涡巻き、その眩しさは全てを照らし上げると言うよりはむしろ、全てをかき消すような圧倒的な光量だった。热のままに浮かされた身体を持て余し、K9999は今夜も中央で白い身体をあけすけなく人目に晒す。 この後はいつも同じだ。 K9999以上に浮かされた、欲望をぎらつかせた人间に买われ、身体を任せる。相手が男だろうと女だろうと変わりはなかった。K9999はただ横たわり、互いが冷えるのを待つのみだ。 …多分、明日も、明後日も。 それだけが、K9999の命をつなぐ术なのだから。 质素ではあるが、みすぼらしく古びているという訳でもないアパートの自室へと帰るなり、K9999はいつも通りバスルームに駆け込んだ。服を脱ぎ舍て、ドアを闭めると热いシャワーを浴びて胃の中にあるものを无理やりに吐き出す。 ほとんど食べ物を摂取しない为に、苦みがまじる酸っぱい胃液だけが口をついた。まだ足りないとばかりに指を深く入れて喉を刺激し、ひたすら饵付く。胃はとうに空になっていたが気 持ちは収まらなかった。内臓までもかき出せることができたら、少しは楽になるのかもしれない。 …汚い。 K9999を买う人间は谁も彼もが全て汚らしい。小柄で中性的な外见を持つ彼を主に金の力で屈服させて支配することでしか、优越感を感じられない矮小な存在。さきほどまで自分の上にのしかかり一心に腰を振っていた、脂ぎった中年男はその象徴とも言えるものだ。 だが、最も汚れているのは…そんな人间たちに身体を売らなければ生きられない自分自身なのだろう。 中年男の指や舌がまるでナメクジさながらに这った场所を、昨日买い替えたボトルに入ったボディソープの半分は使って泡の块にしたやわらかなスポンジで、白い肌がうっすらと赤く染まるほどこする。汚れた皮肤は早く剥がれ落ち、新しくて绮丽なものになればいい。何度再生させようが、またすぐに汚れた手で简単に汚されてしまうのだとしても。 外侧だけはさも绮丽であるかのように取り缮い、内侧の根源たる部分に黒く淀んだ淀は洗い流せないままにバスルームを出る。ふと、洗面台の上の壁へと视线を向けた。 この部屋で暮らしはじめた顷、そこには镜があった。しかし自分の、成长期でありながらも成长を止めた姿をありのまま映すそれに、嫌悪感から痫癪を起こして歯を磨く时に使っているコップを投げつけて割って以来、木の枠组みだけが残っている。砕けた破片を握りしめ、みるみるうちに血に赤く染まって行く手を见た时、背筋が震えた。じわじわとにじみ、ぽたりと床にしたたった色は见たことがないほど鲜やかで、何故か笑いがこみあげて止まらなかった。人间らしくないくせに、それでも血は人间のそれが流れているのだと。 “商売道具”である身体を自ら伤つけたK9999を、金髪の男が叱ったことを思い出す。何と言って叱られたのかはもう忘れてしまった。确か…见世物にできる価値がどうとか言っていた気はする。 K9999の価値は目に见えていた。文字通り身体を张った行为で得られる、ギャラやチップと言う名の数枚の纸キレ。それが何よりも雄弁に客観的な価値を物语った。彼の年齢を考えれば充分すぎるくらい大金に位置する额ではあったが、望まざる手段で手に入れたものなど、手にする为に犠牲になったものの计り知れない価値と比较すればゴの间を隔てる1枚のゴムであった。 しかしこの若い男は、それを知っているだろうにたやすくタブーを侵す。その行动は何よりもK9999の心を揺さぶった。「このまま…イッちまえよ」 冷ややかに笑う男の指が首にかかった。力をくわえられ、息がつまって行く。同时にK9999の内部がぎちぎちと男を缔めつけはじめた。
2006年08月08日 18点08分 1
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「いっ…。あぐぅ…っ」 K9999の细い首を支点に、男は容赦なくK9999を穿つ。このままでは窒息するよりも早く、男の体重がかけられた骨が折れかねない。ギリギリの纲渡りのような行为は初めてで、少しでも気を抜くとたちどころに意识を持って行かれそうになる。 普段は冷えきっている身体の芯が、炎を灯されたかのように热い。最後に身体を重ねた相手がこの男なら、死んでもいいと思う。 たとえそれが、忍び寄る死の気配に朦胧と酔っているせいなのかもしれなくても。 弾け飞んだ意识が戻るとK9999は深く息を吐いた。 まさか本当に、自分は死んでしまったのだろうか。上半身を起こせば身体の节 えないが男の足元に数人の男が転っており、殴り合いの派手なケンカをした後のようだった。「どうせ今日もカラダを売って来たんだろ?だったらついでに、俺にもヤらせろよ」 男はK9999に近づき、颜をのぞきこんだ。彼は一体何を考えているのだろうか。讶しむ表情を浮かべたK9999が动けずにいると、男の一人が小さなうめき声とともに立ち上がった。「K’、てめえ…!」 どうやら银髪の男はK’という名前らしい。いかにも伪名くさかったがK9999にはどうでもよく、知らず知らずのうちにその名を小さく反刍する。「ガキが、ナメやがっ…」 ポケットを探る手が前に出ると同时に、掌に収められたものが空间を裂いて一筋の光を放つ。自力では敌わないと知るや否や、凶器であるナイフに耻ずかしげもなく頼る男にK’は唇の端をつり上げた。「それを见せれば俺がびびるとでも思ってんのか」 袭いかかる男がナイフを振りかざせる间合いに入るより先に、踏みこんだK’が腹部に锐いボディブローを叩き込むと男は再び地に沈んだ。ナイフを持ったま まの手を踵で踏みつければ、ぐしゃりと歪んだ音がする。男の骨が砕けたらしい音に、K9999は息を饮んで身体をすくませた。「チッ…。うぜえな」 K’は小さく吐き舍てて舌打ちし、K9999の手をつかんで歩きはじめる。どこに连れて行かれようとしているのか、怯えるK9999は引きずられるまま後を続いた。K’がK9999の家のある场所を知っていて、送ってくれるのだとはもちろん考えられない。事実、K’の足が向かう先の风景はK9999には见惯れないものばかりだ。 治安の悪いエリアを抜け、いくぶんか明るく开けた町并みに出る。本当に同じ世界に位置しているのかと思うほど辺りは穏やかに寝静まっていた。そこを流れる空気にすら身体がなじめず、K9999は落ちつかない気持ちになった。雑多な匂いがまじり合っていない清浄な空気は逆にとげとげしくて、自分はここにいてはいけない存在なのだと咎められているようだ。 K’は何も言わずに寂れたモーテルに入り、入り口近くの壁际に设置された大きなパネルを见ていたが、すぐに札を入れて点灯するボタンの一つを押した。钓り銭に出て来た札や小銭は 取らず、カード状の键だけを手にしてエレベーターへと向かう。 逃げきれなくても、逃げようとすることはできるのにK9999は何も行动を起こさなかった。下手に动けば何をされるか分からないという不安。そして…K’ともう一度身体を重ねられるのだという、期待。 最上阶の3阶で降りたK’は、いちばん奥の部屋のドアに键を差し込んだ。K’の背中越しに见える部屋は、狭いバスルームに面した壁がガラス张りになっている以外は天井を含む全てが镜に囲まれ、悪趣味なことこのうえない。ここに来てK9999は镜の存在に本能的な嫌悪を感じ、後ずさって逃げようとしたが部屋の奥に押しこまれる方が早かった。なし崩しに固いベッドにもつれ、K9999の胸に跨がったK’はレザーパンツのファスナーを下ろす。
2006年08月08日 18点08分 2
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