level 2
[京+K X庵 ]夜。暗い路地裏。繁华街を少し外れたそこは街灯もなく、人の声もしない。闻こえるのは降りしきる雨の音。一人、その暗い道を平然と歩いて行く人间がいた。その人间――八神庵はライブの帰りだった。庵はベースケースを抱え、片手には黒い伞を差していた。繁华街でも庵はとても目立つ。庵はそれを嫌ってわざわざ路地裏を通って帰っていくのだ。高い身长、赤い髪…彼を目立たせる材料は尽きない。庵は人にジロジロと见られることが嫌いなのだ。それに今日は雨が降っている。ベースケースだけでも邪魔なのに伞まで差している。雨の降っている日でも人が多い繁华街をそんな大荷物を持って歩きたくない。庵はよく一人、静かな路地裏を歩きながら考えごとをするようになった。作曲している曲のこと、夕食に何をつくるか、そして大嫌いなあいつのこと。今は今日のライブのことを考えている。突然、庵はピタリと足を止めた。その视线の先には谁か、人が蹲っている。庵はその人物を知っていた。银色の髪に、黒い肌。「确か――…K’――といったか…」思わず漏れた庵の声にK’は颜を上げる。「あんたは…八神庵……」二人の目が会う。庵は溜め息を零し、K’に手を差し伸べた。「立てるか?」K’は颔き、よろけながらも立ち上がる。「何処に泊まっているんだ?」送ってやる。と続けるとK’は首を横に振った。「ここは――何処だ――?」かすれた声でK’が呟く。K'は雨でぐっしょり濡れていた。庵はK’に肩を贷し、これ以上闻いても无駄だと思い、とりあえず自宅へ连れて帰ることにした。K’は大人しく歩き出し、「…优しいんだな。」と言った。 まさかこんな所で八神庵と会えるとは思ってもいなかった。K’は庵に惹かれていた。恋焦がれていたといってもいいだろう。一目见たときから。KOFに出场するときに、ネスツから与えられた简単な出场者の戦闘データをただ无感情に见ていたK’の目に戦う庵の姿がとても印象に残った。苍い炎を缠って、冷たい笑みさえも浮かべ、戦う庵を绮丽だと思った。それからK’は草剃京を追いながら、庵の姿を追った。それは京から移植されたデータからのものだろうか。K’にはその答えを见つける术は无い。ただ、庵に会えば何かがわかる。そう思った。 庵の部屋は绮丽に片付いていた。以外だったのは、片付いている中に生活感があるということ。普通、人が住む家は生活感があってあたりまえだろうが八神庵という人间には似合わないのだ。きっと晴れたら窓から明るい日が差すこの部屋には。庵はベースケースを置き、K’に着替えとタオルを渡すと「风吕に入ってこい。」と、简洁に言った。そう言われてK’は自分の体がすっかり冷え切っていることに気がついた。「あんたも身体、冷えてるんじゃないか?」K’は庵に问うた。雨の中、ずぶ濡れのK’に肩を贷して、片手にはベースケースを持っていた庵は伞を差すことができなかった筈だ。その身体はK’と同様に冷え切っているであろう。「後で入る。贵様が先に入れ。」庵はそう答えると、自分の分のタオルで軽く髪を拭く。「…わかった。」K’はそう言うと、风吕场へと向かって行った。服を脱ぎ、风吕场のドアを开けると大人の男でも余裕を持って入れる程の浴槽があった。帰ってきたばかりだというのに、浴槽からは汤気が立ち上っているのは、きっと庵が出挂ける前にタイマーをセットして行ったからであろう。冷え切った体には汤が热く感じられた。K’は身体が温まったと思うとすぐに风吕から上がった。风吕から出ると、庵から渡された着替えに腕を通す。
2006年06月05日 17点06分
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服を着るとK’は何か违和感を感じた。とくにデザインを见ていなかった服はデニムのパンツにトレーナー。シンプルなデザインになっているものの、スポーツブランドのそれは庵に似合うとは思えなかった。…八神のじゃないとしたら、これは一体谁のものなんだ?K’には庵がその服を着るとは思えなかった。少し考えた後、バンドのファンからの贳い物だと结论付けると、K’は风吕场から出ていった。K’が风吕から上がったのを确认すると、入れ违いに庵が风吕に入った。 庵が风吕から上がってくると、やはりその身にはK’が着ているものとは违ったタイプの服を着ていた。汤に浸かり、いつも青白い程の肌が火照って红潮した庵にK’は思わず见入ってしまった。カウンター越しに见える、濡れて艶やかに光る赤い髪が、台所でコーヒーを入れている庵の仕草が、とても色っぽく思えた。「……贵様も饮むか…?」K’の视线に気付いた庵は、K’が自分に见惚れていたとはつゆ知らず、食器棚からカップを出してくる。别にコーヒーが欲しかったわけではない。しかし『あんたに见惚れてた』などと言う訳にもいかず、K’は庵の问いを肯定するしかなかった。しばらくソファに座っていると汤気の立ったカップが目の前にヌッと现れた。しかし、そのカップの中身がコーヒーとばっかり思っていたK’はカップに并々と注がれたホットミルクを见て目を见开いた。「何で俺のはコーヒーじゃないんだ?」「子供がコーヒーなど饮むな。成长が止まるぞ。」庵はK’の隣りに腰を降ろすとコーヒーを饮み始めた。颜を上げ、まだ庵を见ているK’と目が会うと庵はクククッと声を立てて笑った。それがまたK’の癪に障るのだった。K’が睨みつけても庵は余裕の表情を浮かべている。「俺はもう大人だ。」「早く饮め。冷めるぞ。」なんとか言い返したものの、軽く返される。「……チッ…」これ以上言っても无駄だと悟りK’は軽く舌打ちをした。子供扱いされたとこより、自分の手がまだ庵には届かないと言われたようでK’は気に入らなかった。 「なぁ庵。あいつっていつまでお前ん所に居るんだよ?」K’が庵の部屋に来て、数日が过ぎた。しかし今、庵の隣りにいるのは草剃京だった。京の言うあいつとはK’のことだ。暂く庵の部屋に来ていなかったが今日になっていきなり访ねて来たのだった。「近いうちに帰るのではないか?」相棒であるマキシマと连络がつき、近いうちにK’は庵の部屋から出て行くであろう。庵は少し寂しげに答えた。「今あいつ、居ねぇの?」京が言う通り、今、庵の部屋の中にK’の姿は见えない。K’达はまだ、ネスツの残党から逃げるため身を潜めなければならない。连络を取るのはもちろん、落ちあうのも难しい。そんなことでK’は夜になってもなかなか戻ってこない。「寂しいのかよ?」「そうかもしれんな。」「んじゃ、寂しくないようにしてやるよ。」そう言うと京はニッと笑って庵に口付ける。始めは触れるだけのキス。京は庵をソファに押し倒すと、キスは深いディープキスになり、舌を络め、京は庵の口内を贪る。「…ん…ふぅ…」角度を変え、何度も何度も口付ける。明らかに相手を落とすためのキス。确実に庵の息は乱れていく。しかし庵は必死に京の髪を引きキスを中断させる。「なんだよ…?」京がムッとした风に问う。「…こんな明るいうちに…贵・様は何を・・考えているんだ?」息も切れ切れに庵は京に诉える。「だって我慢できねぇし、庵だってそうだろ?」确信に満ちた甘い声。「せめて…ベッドに连れて行け……」蚊の泣くような声で庵は京に呟いた。
2006年06月05日 17点06分
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「アア…!」「くっ…力、抜け…!」庵の体重が挂かり、京自身が深いところまで入ってくる。あまりの缔め付けに、京は庵自身に手を伸ばし、それを摩り立てる。「ふあっああ…」前からも、後ろからもくる快楽に庵は甘い娇声をあげた。指とは比べものにならない快楽に庵は虚空を见上げ、声を抑えることも忘れて喘いだ。グチュグチュと音を立て、庵の中を何度も贯く。「いくぜ…!」と言うと、京は庵の腰を掴みその身体を强く揺さぶった。「あっああ!きょ…お…!!」一番强い快楽に振り回されながら、庵は背後で自分を揺さぶる京を振り返るとキスを强请るように涙で润んだ瞳で见つめた。京はそれに答え、庵に息が出来ないほど激しいキスを赠る。「――――っ!!」三方向から攻め立てられ、庵は声なく绝顶を迎えた。 京は隣りで寝息をたてる庵の赤い髪を抚でた。真っ赤に染め上げられたその髪は思いの外、柔らかい。直後、京は庵から眼を离さずに声を上げた。「そろそろ出て来いよ。」その言叶を闻き、寝室のドアが开く。「………」そこから出てきたのはK’だった。「言ったろ?こいつが満足できんのは俺だけだってな。」こっちでもな。そう続け、京は胜ち夸ったように笑う。K’は何も言えなかった。それを不甲斐なく思いK’は踵を反し、部屋を出た。见せつけられた现実が重く圧し挂かる。それは自分が密かに抱いていた、庵への思いを表すものだった。 数日後、K’は外でマキシマを待たせ、庵の部屋を访ねた。玄関にはいつもと変わらない庵が立っていた。「八神…」「行くのか?」庵は何も闻かずに一言だけ言った。K’は无言で颔く。「そうか…」気をつけてな。そう続けようとする庵の言叶を遮り、K’は庵に軽く口付けをした。庵は惊きに目を见张る。「俺はあんたのことが好きだ。」庵は黙って次の言叶を待った。「でも、あんたは今、草剃のものだ。」K’の脳裏に京の胜ち夸ったような颜が过ぎる。「だから、あいつを越えてあんたを夺いに行く。それを言いに来た。」言いたい事は全て言った。见送りの言叶が欲しかったわけではない。けじめを付けたかった。K’は庵の言叶を待たずに背を向け、玄関から出て行った。(答えは草剃を越えたときでいい。)ただの逃げかもしれない。でもK’はそれでいいと思った。K’はどこかすっきりした気分でマキシマの待つ所へ向かった。 「奴を越える…か…」玄関に一人残された庵はポツリと零した。「奴を越えたいのは俺も同じなんだがな―…」K’も庵も果たしてあの男をどう越えるのか――答えは次のKOFで明かになるかもしれない―― 可哀想にダチュ。ずっと潜んでたのか・・・。悪い男ですね~京はv京様を越えるのは大変ですよ、攻めとして完璧ですからね♪(そこじゃない?)K'はまだまだ成长途中なんで、これからもっとイイ男になりますよ。庵さんのために。先崎さま(现・山口和さま)のサイトで777を踏んで书いていただきましたvvvまたしても、京+K'×庵!しかも、サイトの初リクエストだったそうで、イラストも一绪にいただいてしまいました。あ~幸せv
2006年06月05日 17点06分
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看来牙和咱滴时间概念不同.....咱滴一天就是牙所谓滴一年?
2006年06月05日 19点06分
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小刀恐怕在忙毕业论文....
捏
, 我先来吧. 明天贴 XD
2006年06月08日 12点06分
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「哪,我说庵。那个家伙要在你这儿住到什么时候哟?」K'来到庵的屋子,已经过去了数日。不过现在,待在庵旁边的是草剃京。京说的‘那个家伙’就是K'。 有一阵子没来,今天却突然造访了庵的房间。「不是很快就会回去吗?」联络了作为伙伴的MAXIMA,大概过不了几天,K'就会离开庵的房间吧。 庵略微冷淡地回答。「现在那个家伙,还住在这里?」京之所以问,因为现在,庵的房中看不到K'的身影。K'他们,为了逃避NESTS的余党,必须隐藏行迹。不用说取得联络,就是相互见面也难。由于那样的原因,K'不到夜晚怎么也不会回来的。「寂寞了吧?」「是吗,也许。」「那样的话,为了驱除寂寞,做吧。」京一边咧嘴笑着说,一边吻住了庵。开始只能算是接触吻。京在沙发上推倒庵的时候,接触吻变成了Deep kiss。舌头缠绕,京贪求着庵的口腔。[不…..呼……]改变角度,好多次好多次地交吻。 明显地为了征服对方的接吻。一直到庵的呼吸凌乱。可是,庵拼命拉住京的头发,中断了接吻。 「怎么了哟…?」京显出心头火起的样子问。「…在天还这么亮的时候…?你···在想什么呢?」呼吸也断断续续的,庵向京抱怨。「可是不能忍耐了哦,其实庵也一样对吧?」用充满了自信的甜润的声音回答。「至少…到……床上去……」好象蚊子叫一样,庵对京嘟哝道。「了解!」听见这么说,京轻易地抱起庵,朝向卧室走去。 「…呼…」压上横躺在床的庵的身体,一边发出声音,京的舌头一边侵犯庵的耳朵。 清晰可闻的声音诱发庵的羞耻心。京一个接一个地解开庵的衬衫钮扣。庵白色的颈项在关掉电气的房间浮现出来,京的嘴唇从耳朵到下颚以及脖颈,不停移动着。「呜…」到达脖子的时候,京好象vanpire(吸血鬼)一样地在庵的皮肤上竖起了牙齿。 「痛吗?」听到京问,庵微微地摇头。 脖颈子那里一定残留着很红的痕迹吧。那个位置是否能被衣服遮掩住也不一定。京总是喜欢在那里留下印记。作为‘京的所有物’的证据。衬衫的纽扣全部脱落之后,京用手指刺激庵两边的奶头。 用手指肚碾压,想要摘下来似的拉拽。于是逐渐地膨胀起来。 「可爱的颜色。」看见那样,京满足地笑了。用手,用唇,爱抚着庵。京的爱抚确实刺激了庵的性感带,每次都使庵发出突然战栗的反映。「…啊…」禁不住漏出了仿佛不是自己的声音,庵忙用双手按住口。「…不要把声音抑制住。让我听哟。」京抓住庵的手,远远拉开口边。然后舔了舔庵的嘴唇。(对酱的八爷,有点无语......)
2006年06月14日 09点06分
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还是喜欢强势点的八爷........我也想译点文呀`~~`可恶的考试!!要月底才能结束呀!!我郁!!
2006年06月14日 09点06分
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刚刚看到这一篇小K的部分看得我好满足啊~~~!!!!哈哈。。。。。没结束吧?
2006年06月14日 09点06分
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level 2
从八爷对待草和小K的截然分明的态度, 还算是喜欢这篇文。描写滴挺生动。XD再次确定----草剃很招人烦。K一撇不错。 哈
2006年06月14日 10点06分
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level 7
其实京不错我喜欢京K和八也可以京的本来性格是我更欣赏的一类~K的表现有些幼齿……故事很好玩庵的性格展现不足京过于邪恶了
2006年06月14日 11点06分
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