青い風の神北し 青い風の神北し
性别:姬姬姬姬姬姬姬姬姬姬姬姬
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ONE世界の设定 ONE世界の设定 シナリオの根干にあたる「主人公が世界から消える现象」=「永远の世界」の原理らしい原理は最后まで语られることはありません。 ただ消えた主人公が向かう「永远の世界」がどのような理由で生まれたのか。そのエピソードを提示するのみです。 主人公は幼い顷に最爱の妹「みさお」を亡くし、永远だと思っていた幸せな毎日を失ったことでそんな嫌なことが起こる世界を拒绝し、无くしてしまった幸せな日常が続く「永远の世界」を求めます。 やがてその悲しみや永远を求めたことなど忘れ、高校生となった今になって「永远の世界」は何时の间にか现実となり、主人公を连れ去ろうとし、実际に连れ去ってしまいます。 消え去った主人公は恋人との绊が十分であれば「永远の世界」から帰ってきます。 学园恋爱ゲームをしていたはずなのに、いきなり訳の分からない世界に连れ去られ、いきなり帰ってくる展开は多くのプレイヤーの困惑を生みました。 结局のところ「永远の世界」を生み出し、それから主人公を帰还させる原理は「想いが奇迹を起こす」というただそれだけのことのようですが、それまで现実世界のストーリーが展开していただけに理由无き奇迹は多くの人间にとって受け入れがたいもので、嘘でもいいから神なり科学なり超常现象なりで纳得の行くように说明して欲しかったという欲求不満があちこちで嗫かれました。 怒涛の展开に流され、効果的な音楽や演出に骗されることで别れる切なさや再会する感动を受け入れることは可能ですが、常识で考えれば「想いが奇迹を起こしました」といわれ「はいそーですか」と纳得できるひとは少ないでしょう。 通常、我々の现実世界では自身や他人の「想い」は行动を起こす理由とはなり得ますが、想うだけで目的が达成されることはありませんからね。 ドラマ「一つ屋根の下2」最终回と一绪の受け入れ难さです。 ただ、ONEにおいては不幸と奇迹を生み出すその双方が「想い」であったことがぎりぎりONEという世界観に整合性を生み出し、强い想いが现実に作用するファンタジー世界なのだと思うことで前述のドラマよりはプレイヤーがハッピーエンドを素直に受け入れることが可能となっています。ONE世界の考察结果(…考察するまでない?):ONEで舞台となっている世界は(或いは主人公は)人の强い想いを问答无用で现実にすることが可能です。ONEを楽しむためには受け入れよう。 ONEは幸せな日常、恋人との関系の构筑を希有なほど丁宁に面白く描写している故にそれが丧われる「别离」の切なさ、「再会」の喜びを上手にプレイヤーに伝えることに成功しています。 シナリオライターの书きたかったのもそういうことでしょう。 しかし「别离と再会」というシチュエーション自体を制作するために一切の说明の无いファンタジー原理に頼った结果、その「别离と再会」が起こる理由をプレイヤーに纳得させにくくなるという弊害を引き起こしています。 别にファンタジー世界であったことに问题は有りません。问题は世界観の说明不足(というか、一切の说明が无い)。この一点に尽きます。 确かにテキスト上にちゃんと情报は出ていますし、大きな矛盾も无く、考察していけば纳得できます。 しかし、それはさんざん読者を悩ませた挙げ句に探侦「谜は全て解けた、犯人はあなただ」犯人「その通り。自首します」                 -完- という终わり方をする推理小说のようなモノです。 谜を解くための手がかりは文中に十分に散りばめられているけれど、犯人以外の答えは何処にも明示されない推理小说。 个人的にはそういうのも面白いと思いますが、一般性を欠いているのは事実でしょう。
ONE~辉く季节へ~「永远」论考 ONE~辉く季节へ~「永远」论考●「二つの永远。みさおとみずか」とても幸せだった…それが日常であることをぼくは、ときどき忘れてしまうほどだった。そして、ふと感谢する。ありがとう、と。こんな幸せな日常に。水溜まりを駆け抜け、その跳ねた泥がズボンのすそに付くことだって、それは幸せの小さなかけらだった。永远に続くと思ってた。ずっとぼくは水溜まりで游んでられるんだと思ってた。幸せのかけらを集めてられるのだと思ってた。でも壊れるのは一瞬だった。永远なんて、なかったんだ。知らなかった。そんな悲しいことをぼくは知らなかった。知らなかったんだ。「えいえんはあるよ」彼女は言った。「ここにあるよ」确かに、彼女はそう言った。永远のある场所。…そこにいま、ぼくは立っていた。 「ONE」というゲームの核でありながら、それがなんなのか、何だったのか最后まで明确にされない「永远」という存在。 ゲーム中ではその原理については一切触れられていませんが、それが浩平の中で生まれた理由については几つかのヒントが语られます。 ここではその永远の始まり、何が浩平に永远を生ませ、缚らせたのか。何故浩平は永远から帰还できたのか。 それについて论考していきたいと思います。 永远というフレーズ。 それはまずゲームのオープニング、そして终盘の回想シーンで语られます。 「ぼく」が立っている场所に「永远」はあると。 ここでいう「ぼく」とは主人公である折原浩平です。そして立っている场所は「少女」と「永远の盟约」を交わした以后。傍に少女がいる场所です。「…きみは何を待っているの」初めて、ぼくは话しかけた。「キミが泣きやむの。いっしょに游びたいから」「ぼくは泣きやまない。ずっと泣き続けて、生きるんだ」「どうして…?」「悲しいことがあったんだ……ずっと続くと思ってたんだ。楽しい日々が。でも、永远なんてなかったんだ」そんな思いが、言叶で伝わるとは思わなかった。でも、彼女は言った。「永远はあるよ」そしてぼくの両頬は、その女の子の手の中にあった。「ずっと、わたしがいっしょに居てあげるよ、これからは」言って、ちょこんとぼくの口に、その女の子は口をあてた。 手元にある辞书には永远の项目にはこうあります。【永远】时间が果てしなく続くこと 「ぼく」幼い浩平は永远という存在を信じていました。妹のみさおや母亲との楽しい生活がずっと果てしなく続くということ、永远は夜の后に朝が来るのと同じくらい浩平にとっては当たり前のことだったのです。 しかしみさおの病死でそれが当たり前のことでなかったことに浩平は気づきます。「永远なんてなかったんだ」 ですが幼い浩平はそれが认めきることは出来ませんでした。 结果、浩平は现実という世界を否定し、接触を断つようになっていきます。 「永远」の无い世界は仆が生きる世界では无いと。 「永远」が无い世界でなんかで生きることは耐えられない。 「永远」が无い世界でなんか生きないと。 この时浩平はこの世界を拒绝し始めていました。 こことは违う世界「永远のある世界」を求めはじめ、自分の中に「永远」を作り出したのです。 浩平は自分が泣くことでみさおの泣き声を思い出し「悪戯をしてみさおを泣かせ、母亲に叱られ、みさおに谢り许してもらうというかつての日常」を回想し、日々をその回想の中で生きるようになります。その回想こそが「永远のある世界」だったといえるでしょう。 ここで永远が生まれました。 浩平は现実を认めることができず、现実から自分が作り出した都合の良い妄想「永远のある场所」に逃避してその中で生きるという一种の精神病に悬かりはじめていたと思われます。
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