五大湖123♬ -
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GJ部官方后续日文搬运 二〇一六年四月一七日のGJ部 2016年04月17日 GJ部オンリーイベント第1回記念SSです。 当日の真央と京夜の様子です。  いつものファミレス。いつもよりはちょっぴり早い時間。  京夜と真央は、いつもの席にいた。  真央は、ぐでーっとテーブルに突っ伏している。ぐったりと元気がない。 「あー、もー……。会社ー……、行きたくねー……」 「しっかりしてくださいよ部長。五月病にはまだ早いですよー」 「ちがうよー……、これは四月病っていうんだー……」 「そんなのありませんって」  スーツを着て、格好だけ〝社会人〟の彼女を見ながら、京夜はため息をついた。  真央はこの四月から会社に通っている。 「あと部長って……、それヤメロー。……おまえ、たまに言うよなー。わざとだろ。ぜったいわざとだろ?」 「ええ。もちろんわざとですよ。――やめてほしかったら、はい、会社行きましょう」 「やだー……、もうヤダー……、会社いきたくねー、おまえもいっぺん会社いってみりゃいいんだー……、あんなんジゴクだぞー、無理ゲーだぞー」 「僕も来年になったら行きますよ。もう面接はじまりますよ」  京夜はもう大学四年生。就職活動の最前線だ。 「お、おう……。が、がんばれ……。じゃなくて、がんばるな……。わたしも、がんばらないから……」 「いやそこはがんばりましょう」 「満員電車はー、あれはー、いいんだー。あれは楽しめるー……。だが会社がいかんー。あれは、無理だー」 「どのへんが無理なんですか?」 「給湯室でなー、人のワルぐちとウワサ話とがあってなー。あと、ランチの誘いを断ってはいかんのだー」 「それは大変ですね。会社内ヒエラルキーですね。乙女新党も歌ってます。たいへんですねー」 「あとな。あとな。虐待されんだよ? ……されるよ? これ五十部ずつ五分で! ――とか、コピーの束押しつけらるしー。物理法則超越してんじゃんよー。無理じゃんよー」 「それは無理ですねー」 「ヤッター! 五時だーっ! って思ってウキウキになると、いきなり補習が発生すんの」 「それは補習じゃなくて、残業だと思いますよ」 「私は愚痴言ってんの。おとなしく聞いとけよ。オンナの愚痴にツッコミ入れるとか、なんてひどいヤツだよ」 「はい。聞いてますよ。どんどん愚痴ってください」 「あとな。カチョーがセクハラすんの」 「それは許せませんね。訴えてやりましょう」 「うえっ? ……な、なにオマエいきなりエキサイトしてんの? しちゃってんの?」 「セクハラなんて許せないですよ。なんでしたら僕が厳重抗議します! その上司の名前と役職を――」 「せ、セクハラ……っていっても、アレだよ? 真央ちゃん、ちっちゃくて可愛いねー。うちの娘に欲しいくらいだよー、とか? 言ってくるだけだよ? 私のトラウマ、ビミョーに掘り下げてくるだけだよ?」 「ああ。……そういうのですか。……まあ有罪ですけど」 「有罪なのか。そーなのか」 「部長に……、真央に可愛いとか言っていいのは、僕だけですから」 「………」 「………」  ちょっと気まずい沈黙が、長く続いた。  真央はドリンクのストローを、ちゅーと吸っていた。京夜のほうは、メニューを開いて眺めていた。 「お子様ランチおまたせしましたー。あと、〝いつものやつ〟でー」  沈黙を破るように、ウエイトレスのお姉さんがやってきた。  持ってきたプレートを二つ、京夜と真央の前に、それぞれ置いてゆく。 「え? あれ? これ?」  ウエイトレスのお姉さんのいつもの笑顔と、テーブルに置かれた料理とを交互に見比べつつ、京夜は言った。 「はい。いつものでーす」  お姉さんは、にこにこと笑っている。でも注文していないんだけど。 「わーい! おこさまランチ! まおだいすきー! おねーさん! ありがとー!」  真央は先割れスプーンを子供握りして、ぱくぱくと食べはじめている。  このファミレスに通うようになって、もう五年……。部室にいたより長い時間を過ごしてきているが……。いまだに真央ちゃん一〇歳を続けている。よしんば最初は気づいていなかったとしても、五年経過した今では、論理的に気づいているはずなんだけど、お姉さんのプロフェッショナルな笑顔には微塵も揺らぎがない。  まあなにはともあれ――。元気が戻った真央に、京夜は微笑んだ。  あれ? こんな時間? モーニングタイムに、お子様ランチって、やってたっけ……? 次へ >>目次 更新
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